おすすめ度 ☆☆☆
まぁ、面白く読ませてもらったので、よかったですが。
犯人らしい人物がたくさん登場してきて、大体ミステリーは犯人らしい人が犯人じゃないかもと思いながら読んで、結局犯人は……、なるほど、なるほど、といった感じ。
主人公の女流作家に名前がなく『あたし』になっていたのがミステリーっぽくてよかったです。
昔の作品で、携帯電話もない時代。今なら携帯で済ますのになと思いました。
読みやすくて、あっと言う間に読み終わりました。
東野圭吾さんの作品なので面白いだろうと期待しすぎた分は期待外れでした。
あらすじ
川津とは、あたしの編集担当者である萩尾冬子の紹介で知り合った。
川津は命を狙われているとあたしに話したことがあった。それは誰に狙われていたのだろう。
あたしは冬子と真相を暴くために調査をはじめた。
あたしは川津のことを調べはじめ、川津の通っていたスポーツクラブの社長に会った。
スポーツクラブの社長はなにかを隠しているようだった。
そんな時、あたしの部屋に何者かが侵入したようで川津の遺した資料が盗まれた。
彼の資料をほしがっていた女性カメラマン新里美由紀に疑いの目をむけ、彼女から話を訊き出そうと会う約束をするが、新里は約束の場所に姿を見せなかった。
新里はあたしと会う前に殺害されていた。
今回の殺人事件には過去のあるクルーザーの海難事故に秘密があるのではないかと推理した。
その事故で一人の男性が亡くなっていた。事故だと言うが不審な点もある。
殺された川津も新里もそのクルーザーに乗っていて、無人島に泳ぎついて助かっていた。
そしてクルーザーの持ち主はスポーツクラブの社長だった。
あたしは冬子と共に海難事故関係者に接触し話を訊くことにした。
それからもう一人海難事故の関係者が殺害された。
あたしはスポーツクラブの社長に海難事故の話を訊き出そうとするが、ただの事故だという。
社長は今度クルーザー旅行でその無人島に行くのであたしと冬子も参加しないかと誘う。
真相を暴くために二人はクルーザー旅行に参加することにした。
そこで殺人事件が起こり真相がわかる。