おすすめ度 4.2
製菓会社の総務部に勤める二ノ宮こと葉は、平凡な生活、人並みな幸せを望むごく普通のOLだった。
そんな、こと葉の人生を大きく変えることになったのは、幼なじみの今川厚志の結婚披露宴で聞いた思わず感動し涙するすばらしいスピーチだった。
そのスピーカーは、伝説のスピーチライター、久遠久美という女性で、衝撃を受けたこと葉は、久美に弟子入りすることになる。
そこからのこの葉は、忙しくなり、ついには政治家のスピーチライターまでやることになる。
おすすめ度 4.0
大物政治家の大賀に見殺しにされた姉の復讐のために古芝伸吾はある殺人計画を企てる。
それは、二年前に高校の大先輩で、恩人の湯川から教えてもらったレールガンを使って大賀を殺害するものだった。
愛弟子の企てに気づいた湯川は、それを阻止するために、ある行動に出る。
湯川が伸吾を説得する最後の場面、湯川の言葉が科学者としての矜持を感じさせ感動します。
おすすめ度 3.8
親友に裏切られて、人が信じられなくなり、心の病になってしまった永島杏平は、高校をやめて遺品整理の仕事につく。
仕事は大変だが、職場の先輩たちがいい人ばかりで、やりがいも感じ、病から立ち直っていく。
知り合ったユキちゃんという明るくて元気な女の子に心引かれるが、彼女の意外な過去を知る。
おすすめ度 3.8
赤熊温泉と苫手温泉という遠く離れた2つの温泉地で硫化水素による死亡事故が起きていた。
二つの事故の検証に赴いた地球化学の研究者の青江は事件性はないと判断するのだが、双方の現場で羽原円華という謎の娘を目撃する。彼女が温泉地に現れたのは、偶然とは思えないので、青江は円華を追及する。
円華の話を聞いて青江は、今回の二つの硫化水素による死亡事故は単なる事故ではないと思い、調べはじめる。
そしてわかった真実は、とんでもないものだった。羽原円華とともにミステリー解決へとすすむ。
おすすめ度 3.5
前原家は昭夫と妻の八重子、長男の直巳、昭夫の母親の政惠の四人家族だ。
直巳が近くに住む少女を殺害してしまった。
昭夫と八重子は事件を隠蔽するため、少女を近くの公園に遺棄する。
この事件の捜査で前原家を訪ずれた加賀刑事は、この家族を不審に思う。
それに勘づいた前原昭夫は、このまま誤魔化し通せないと思い、ある作戦に出る。