おすすめ度 3.8
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あらすじ
赤熊温泉と苫手温泉という遠く離れた2つの温泉地で硫化水素による死亡事故が起きていた。
二つの事故の検証に赴いた地球化学の研究者の青江は事件性はないと判断するのだが、双方の現場で羽原円華という謎の娘を目撃する。彼女が温泉地に現れたのは、偶然とは思えないので、青江は円華を追及する。
円華の話を聞いて青江は、今回の二つの硫化水素による死亡事故は単なる事故ではないと思い、調べはじめる。
そしてわかった真実は、とんでもないものだった。羽原円華とともにミステリー解決へとすすむ。
かんそう
東野圭吾さんらしい、次から次へと先が気になる作品。
二つの温泉地て起こった硫化水素の事故、羽原円華の不思議な力、家族を硫化水素事故で失った有名な映画監督、その事故で植物人間になった息子、息子の治療にあたった医師、それらがすべてつながっていくのが面白い。