おすすめ度 3.8
序章部分では、工場内でロボットによる死亡事故が起こる。
この事故が、後半どのように関わってくるかとワクワクしながら、読み進めます。
東野圭吾さんの作品を読む時は、いつもそんな気分です。
末永拓也は、恋人の康子から妊娠を打ち明けられた。しかし、次期社長の娘、星子の婿養子の座を狙っていた拓也にとって、康子は邪魔になる。
そんなとき、拓也は星子の兄・直樹の誘いで、直樹の同僚・橋本と三人で共謀して康子を殺害する計画を立てる。
直樹の計画は、三人がいることで得られる機動性を利用し、死体発見現場と犯行時刻を操作することでアリバイを得ようという計画だ。
直樹が大阪で康子を殺害し、そこから大阪から名古屋、そして東京へと三人が死体の運搬リレーを実行する。
しかし、ここで思わぬ事態が発生する。