人生も後半戦! これから先も楽しもう!

人生も後半戦になったら、これまでの生き方に後悔することもあります。しかし、後悔しても仕方ない。この先楽しく生きるためにいろんなことに挑戦

大好きな人におすすめしたいミステリー小説は?

気になる大好きな相手からおすすめのサスペンス小説を訊かれ、その時に進めた4冊。

 

ラストレシピ 田中経一

一度食べた料理の味は忘れない、絶対音感のような舌(麒麟の舌)を持つ男、佐々木充は、死を目前にした依頼人に最期に食べたい料理を提供する『最期の料理請負人』という仕事をしていた。 佐々木に中国人の楊晴明という老人がある依頼をしてきた。 それは、楊が若い頃に満州で日本の天才料理人山形直太朗と共に作った『大日本帝国食菜全席』という、世界一のレシピを探し出して、その料理を作ってほしいという内容だった。 佐々木は、怪しい依頼だったが、高額の報酬にひかれ、依頼を受けた。 『大日本帝国食菜全席』を探しはじめた佐々木は、山形直太朗には山形幸という娘がいたことを知り、彼女を探す。 山形幸を探し出した佐々木は、『大日本帝国食菜全席』には、ある大きな秘密が隠されていることを知る。 そして、幸は『大日本帝国食菜全席』のせいで不幸な人生を歩んでいた。 そして、幸は、楊のことを恨んでいた。 幸は、楊が70年前に『大日本帝国食菜全席』を手に入れるために山形直太朗を殺害したのではないかと疑惑を持っていた。 過去に楊と山形直太朗の間に何があったのか? 山形直太朗が殺害されたのは何故か? そして、誰に殺害されたのか? 『大日本帝国食菜全席』が作られた目的は? そして今はどこにあるのか? 70年前の真実を知る。

 

護られなかった者たちへ 中山七里

仙台市の保健福祉事務所課長、三雲忠勝が手足や口の自由を奪われた状態で餓死死体で発見された。 捜査一課の苫篠は、殺害方法から怨恨だと捜査するが、三雲は公私ともに人格者として知られ怨恨の理由が見つからない。捜査は暗礁に乗り上げる。 その後、県議会議員の城之内猛留が同じ殺害方法で殺害された。犯人は同一人物だと考えられ、被害者二人の共通点を探すと過去に二人の接点が見つかった。二人は、八、九年前に塩釜福祉保健所で二年間一緒に勤務していた。そして、その頃にある男とトラブルがあった。 男は塩釜福祉保健所に怒鳴りこんできて三雲を殴り、福祉保健所に放火し逮捕された。そして、その男は三雲が殺害された時には出所していた。 男が犯人なのか? それならなぜ、男は二人を殺害したのか? 最後にすべてがわかる。

 

沈黙のパレード  東野圭吾

小さな食堂なみきやの看板娘の並木佐織が突然行方不明になり、数年後に不審火で焼けた屋敷から焼死体として発見された。  容疑者は、遺体が見つかった焼けた屋敷の持ち主の息子で蓮沼寛一という男だった。蓮沼は昔少女殺害事件で逮捕されたが無罪となっていた。そして今回の並木佐織殺害においても証拠不十分で不起訴となった。  佐織のことを愛するなみきやの常連客たちは、蓮沼が無罪になったことに納得できなかった。みんなが自分の手で復讐したいと思った。  その後、蓮沼は部屋で殺害された。蓮沼殺しの容疑者は、佐織が働いていた食堂に食べにきた常連の普通の人々、佐織を愛した人たちだ。  法で裁かれないなら自分たちの手で。哀しき復讐者たちの渾身のトリックが、湯川、草薙、内海薫の前に立ちはだかる。 そして、最後はどんでん返しの結末。

 

夢幻花  東野圭吾

花好きの秋山周治が殺害された。第一発見者は孫娘秋山梨乃だ。梨乃は周治が庭で育てる花をブログで紹介するために、周治宅へ訪れるようになっていた。  梨乃は周治が殺害される前に、名前の知らない黄色い花が咲いていたことを思い出した。周治はその花が咲いたことをすごく喜んでいたのだが、花の名前は教えてくれなかった。そして、この花だけは絶対にブログに載せないようにしてくれと頼まれていた。  事件後、その黄色い花が無くなっていた。梨乃が黄色い花について調べるために以前撮った写真をブログにアップした。するとすぐに知らない人物から連絡があり、すぐにブログを削除した方がよいと言われた。  その後、その花が縁で知り合った蒲生蒼太と真相解明に乗り出す。  一方、所轄の刑事の早瀬亮介は、事件の前から被害者の秋山周治のことを知っていた。息子の裕太が秋山に助けられたことがあった。秋山への恩返し、裕太のためにも秋山殺しの犯人は絶対に自分があげると捜査した。  黄色い花に隠された真相は?