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女子大生と十二歳の少女を無差別に殺害した軽部亮一の母親が何者かに殺害された。
その殺害現場には義憤や復讐を意味する『ネメシス』という血文字が残されていた。
その後、女子大生とその祖母を殺害した二宮圭吾の父親が殺害された。
二宮圭吾の父親の殺害現場にも『ネメシス』の血文字が残されていた。
軽部亮一と二宮圭吾はどちらも死刑判決を免れ懲役刑だった。
今回の殺人事件は、軽部亮一と二宮圭吾に殺害された被害者遺族による復讐なのか、それとも死刑廃止論者に対する挑戦なのか。
犯人は意外な人物。そして、犯人の本当の狙いは? 最後まで何が起こるかわからない。大どんでん返しの結末が待っています。
日本の死刑制度について考えさせられる内容です。