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連続殺人鬼カエル男 中山七里 おすすめ小説

おすすめ度 3.4

カエル男というタイトルを見て、軽いノリのものかと思いきや、全然違いました。

殺害方法が猟奇すぎて、ストーリーがエグすぎて読んでて怖かったです。

エグいことの連続で、苦手な方はやめた方がいいかもです。

死体の表現もエグすぎですし、殺害方法などもエグすぎでした。

エグくて辛い内容が続いて読んでて苦しくなりますが、猟奇殺人鬼カエル男は一体誰なのか。古手川刑事は、この事件をどのように解決してくれるのか、それが気になって、私は読み進めてしまいました。

これが中山七里作品の魅力でしょう。

ただ、犯人とその動機は、私の望む結末ではなかったかな。

 

あらすじ

口にフックをかけられ、マンションの十三階から吊り下げられた女性の全裸死体を新聞配達員が発見する。

捜査一課の渡瀬と古手川は捜査をはじめるが、猟奇事件にかかわらず犯人の手掛かりになりそうなものは見つからない。

犯行内容から精神異常者による犯行ではないかと思われた。

捜査が難航するなか、第二の犯行が起こってしまう。発見された死体は、廃車工場でプレス機で車ともどもペシャンコにされた年配男性だった。

そして、第三の犯行。公園の砂場で、首、両手両足が切断され、腹を裂かれ内臓を取り出された小学生男児の死体が発見された。

第三の犯行後、市民たちの不安は増幅する。警察に対しての風当たりも強くなります。主人公の古手川刑事にとって苦しい時期です。

そして、警察は第四の犯行まで許してしまう。市民は警察への不信感を爆発させる。

市民は精神異常者の仕業だと過去の精神異常者の犯人を洗い出すように警察に詰め寄る。

カエル男の正体は、連続殺人の動機は、意外な結末に驚きです。