悪徳の輪舞曲(ロンド) 中山七里おすすめ小説
おすすめ度 3.2
14歳で殺人を犯した悪辣弁護士・御子柴礼司シリーズの4作目。
御子柴の妹の梓が30年ぶりに訪れ、母親の郁美の弁護を依頼してきた。
郁美は、再婚した夫を自殺に見せかけて殺害した容疑で逮捕されたという。
接見した御子柴に対し、郁美は容疑を否認。名前を変えて、過去に犯した罪で捨てた家族と御子柴はどう向き合うのか。御子柴は弁護士と依頼人、被疑者の関係を誇示するのだが、これまでの弁護とは異なる。
そして母親も自分と同じ殺人者なのか?
母親郁美は容疑を否認し続けるが、読み進める限り、郁美が犯人と思われる。
御子柴はどう弁護し、無罪を勝ち取ることができるのか。