韓国船が沈没し、251名が亡くなる事故で、女性から救命胴衣を奪った日本人男性が暴行罪で裁判となったが、刑法の「緊急避難」が適用され無罪となった。
一方、御子柴が未成年の時に罪を犯し医療少年院で生活していた時にお世話になった稲見武雄が殺人容疑で逮捕された。
稲見は特別養護老人ホームに入居していたが、そこの職員を撲殺して逮捕された。
御子柴は稲見は殺人を犯すような人間ではないと弁護人に名乗り出るが、稲見は罪を認めて償うという。
稲見は本当に殺人を犯したのか。もし、そうなら稲見のような人格者がなぜ人を殺めたのか。
御子柴が事件を調べていくうちに、真相に迫っていく。
最後に中山七里さんらしい大どんでん返しが起こる。