人生も後半戦! これから先も楽しもう!

人生も後半戦になったら、これまでの生き方に後悔することもあります。しかし、後悔しても仕方ない。この先楽しく生きるためにいろんなことに挑戦

小説に出てきた難しい言葉

のべつ幕なしとは? 小説に出てきた難しい言葉

意味は? ( 副 ) 〔芝居で幕を下ろさずに演じ続けるという意から〕 休みなく続くさま。ひっきりなし。多く、好ましくない物事に用いる。 「 -(に)しゃべる」 「森から上は-の星月夜で/吾輩は猫である 漱石」 それにしても、それほど健康的な食生活を…

奈辺(なへん)とは? 小説に出てきた難しい言葉

意味は? コトバンクより 不定称の指示代名詞。多く、抽象的な場所や不明の位置などを指し示すのに用いる。どのあたり。どこ。 「その真意が-にあるか不明だ」 「其主趣が-に存するか殆んど捕へ難いからである/吾輩は猫である 漱石」 このような人事の意…

綯い交ぜ(ないまぜ)とは? 小説に出てきた難しい言葉

意味は? 1 種々の色糸をより合わせて、紐 (ひも) などをなうこと。 2 いろいろのものをまぜ合わせて一緒にすること。「虚実を綯い交ぜにして語る」 3 歌舞伎に用いる鉢巻きの一。丸ぐけの緒を縄のようになったもの。荒事 (あらごと) の奮闘の場面などに…

徒労(とろう)とは? 小説に出てきた難しい言葉

意味は? goo辞書より むだな骨折り。無益な苦労。「せっかくの努力が―に帰す」「―に終わる」 悪さするヤツの全員が全員知能犯じゃないから、俺みたくドジ踏むのだっている。それでもな、与えられた罰に見合うリターンがないんなら、そりゃただの徒労っても…

蟷螂(とうろう)の斧とは? 小説に出てきた難しい言葉

意味は? goo辞書より 《カマキリが前あしを上げて、大きな車の進行を止めようとする意から》 弱小のものが、自分の力量もわきまえず、強敵に向かうことのたとえ。 しかし組織は個人の思惑などひと呑みにしてしまう。国が社会保障を抑制しようとしているさな…

陶然(とうぜん)とは? 小説に出てきた難しい言葉

意味は? goo辞書より 1 酒に酔ってよい気持ちになるさま。「美酒に陶然と酔いしれる」 2 うっとりとよい気持ちであるさま。「陶然たる面持ちで名演奏を聴く」 美食に舌鼓を打ち、特別なしつらえの部屋で、有吉家のひとり娘が自分の腕の中にいる。彼女は、…

篤実(とくじつ)とは? 小説に出てきた難しい言葉

意味は? コトバンクより [名・形動]情が深く誠実なこと。また、そのさま。「篤実な人柄」 [派生]とくじつさ[名] カネの臭いのしない被害者の資産関係を洗う。善人と持て囃された篤実な公務員の怨恨関係を洗う。 中山七里さんの護れなかった者たちへより…

篤志(とくし)とは? 小説に出てきた難しい言葉

意味は? [名・形動]志のあついこと。特に、社会事業や公共の福祉などに熱心に協力すること。また、その心や、そのさま。「篤志による慰問」 「―な知己として丑松のことを」〈藤村・破戒〉 篤志であろうと下心であろうと死体に色がついてる訳ではないが、…

瞠目(どうもく)とは? 小説に出てきた難しい言葉

意味は? ( 名 ) スル 驚いたり感心したりして、目を見はること。 「 -すべき事実」 「 -に値する」 「正宗院は-して言ふ所を知らなかつた/伊沢蘭軒 鷗外」 うわあ、きれいな形ばい。 高市は瞠目した。 原田マハさんのリーチ先生 真正直な感想を、僕は…

諦念(ていねん)とは? 小説に出てきた難しい言葉

意味は? goo辞書より 1 道理をさとる心。真理を諦観する心。 2 あきらめの気持ち。 「尚人の自殺、その後何かわかったの?」 動機について尋ねたつもりだ。知基は諦念を感じさせる表情で首を横に振った。 「最近じゃ、家でもあまり話題にならなくなった」…

痛痒(つうよう)とは? おすすめ小説に出てきた難しい言葉

意味は? ①いたみとかゆみ。 ②苦病。さしさわり。 「何らの-を与えない」 遠藤は健全な男だ。妻と乳児を置き去りにする己に罪の意識を感じている。むしろ私こそが極悪人だろう。家族を放置しても何の痛痒も感じていない。 真山仁さんの雨に泣いてるより 脅…

追従(ついしょう)笑いとは? 小説に出てきた難しい言葉

意味は? 相手にこびへつらうように笑うこと。また、その笑い。 曖昧な追従笑い を浮かべる日岡を無視して、大上は質問を続けた。 柚月裕子さんの孤狼の血より 角館は豪快に笑った。 石破とふたり、追従笑いを返す。 盤上の向日葵(下) (中公文庫) 作者:柚…

掉尾(ちょうび)とは? 小説に出てきた難しい言葉

意味は? goo辞書より 《尾を振る意。慣用読みで「とうび」とも》物事が、最後になって勢いの盛んになること。また、最後。「掉尾を飾る」 一年の掉尾を飾る有馬記念競争は中山競馬場で行われる。百キロ離れた府中のスタンドが、十万人のファンで溢れかえっ…

凋落(ちょうらく)とは? 小説に出てきた難しい言葉

意味は? コトバンクより 1 花や葉がしぼんで落ちること。「凋落の秋」 2 おちぶれること。落魄。「一家が凋落する」 3 容色などが衰えること。 「鏡の中には、もう―し尽くした女が映っていた」〈藤村・家〉 4 人間が衰えて死ぬこと。 康治を見舞った時…

魑魅魍魎(ちみもうりょう)とは? 小説に出てきた難しい言葉

意味は? コトバンクより 《「魍魎」は山川・木石の精霊》いろいろな化け物。さまざまな妖怪変化(へんげ)。「魑魅魍魎が跋扈(ばっこ)する」 妻、子供、父、母は、声を限りに叫び、その声は深い闇の中に吸い込まれて行った。 この声、この叫びを忘れてはなら…

唾棄(だき)とは? 小説に出てきた難しい言葉

意味は? goo辞書より 名](スル)つばを吐きすてること。転じて、非常に軽蔑して嫌うこと。「―すべき行為」 古手川が告げる母親の恋人の供述内容は、確かに唾棄すべきものだった。わずか三歳の娘を車内に置き去りにしたことも許せないが、パチンコに興じるあ…

総領の甚六とは? 小説に出てきた難しい言葉

意味は? goo辞書より 長子は大事に育てられるので、その弟妹よりもおっとりしていたり、世間知らずであったりするということ。 元々、自分は、群馬県伊香保温泉にあるとある旅館の次男坊で、一つ年上の兄がひとりいる。 兄は所謂総領の甚六で、根は悪くない…

齟齬(そご)とは? 小説に出てきた難しい言葉

意味は? goo辞書より [名](スル)物事がうまくかみ合わないこと。食い違うこと。ゆきちがい。「両者の意見に―をきたす」「計画が―する」 作り上げた嘘だ。矛盾はないか、警察に怪しまれるような不自然な部分はないか、何度も検証した。しかし、所詮は素人…

糟糠之妻(そうこうのつま)とは? 小説に出てきた難しい言葉

意味は? goo辞書より 貧しいときから一緒に苦労を重ねてきた妻。▽「糟糠」は酒かすと米ぬか。貧しい食事の形容。「糟糠の妻は堂より下さず」とも常用される。貧しさを共にしてきた妻は、自分が富貴になっても大切にするという意。 「すみません。先生と話し…

粗忽(そこつ)とは? 小説に出てきた難しい言葉

意味は? 1、軽はずみなこと。そそっかしいこと。また、そのさま。軽率。「―な男」「―な振る舞い」 2、不注意なために引き起こしたあやまち。そそう。「―をわびる」 3、唐突でぶしつけなこと。失礼なこと。また、そのさま。 「どちらさまでしょうか」 私…

即物的とは? 小説に出てきた難しい言葉

意味は? goo辞書より 1 主観を排して、実際の事物に即して考えたり、行ったりするさま。「きわめて即物的な表現」 2 物質的なことや金銭的なことを優先して考えるさま。「即物的な生き方」 ドラが誘えば抱いてはくれる。が、何かとても即物的な「交わり」…

惻隠(そくいん)とは? 小説に出てきた難しい言葉

意味は? コトバンクより かわいそうに思うこと。同情すること。「惻隠の情を催す」 ここまで破滅の淵に追いやるようなことが、許されていいはずはないー。そう思うと、国見は平静を装っている恩地に、惻隠(そくいん)の情を覚えた。 山崎豊子さんの沈まぬ太…

村夫子(そんぷうし)とは? 小説に出てきた難しい言葉

意味は? コトバンクより 村の学者。田舎の先生。また、見識の狭い学者をあざけっていう。 「毎日子供たちを教えに行く―の身に甘んじている」 「委員長ねぇ、航空会社は、公益事業に準じ、ストは本来、違法のはずだよ」 桧山が、灰皿を脇に押しやり、平然と…

浅学菲才(せんがくひさい)とは? 小説に出てきた難しい言葉

意味は? 学問や知識が浅く未熟で、才能が欠けていること。自分の識見をへり下っていう語として用いられることが多い。▽「浅学」は学問や知識が浅く未熟なこと。「菲」はもと野菜の名で、かぶらの種類。転じて、薄い、粗末な、劣ったという意に用いられる。…

切歯扼腕(せっしやくわん)とは? 小説に出てきた難しい言葉

意味は? はなはだしく怒り、非常にくやしく思うことの形容。▽「切歯」は歯ぎしり、歯をくいしばること。「扼腕」は自分の腕を握りしめること。 時折、自分の手掛けた患者が自殺したと聞くと無力感に苛まれる。見かけの手術は成功しても本当は失敗したんだと…

切歯扼腕(せっしやくわん)とは? 小説に出てきた難しい言葉

意味は? goo辞書より はなはだしく怒り、非常にくやしく思うことの形容。▽「切歯」は歯ぎしり、歯をくいしばること。「扼腕」は自分の腕を握りしめること。 あの母子を見ていると医療制度の限界を突きつけられているようでやる瀬なくなる。 きっと切歯扼腕…

生殺与奪(せいさつよだつ)とは? 小説に出てきた難しい言葉

意味は? goo辞書より 生かすも殺すも、与えることも奪うことも自分の思うままになること。絶対的な権力を握っていることをいう。 「女が男に比べて特別に鋭い感覚を持っていたわけじゃないさ。下の者が上の者の顔色を窺って生きる。どこの世界でもそれは同…

晴耕雨読(せいこううどく)とは? 小説に出てきた難しい言葉

意味は? 田園で世間のわずらわしさを離れて、心穏やかに暮らすこと。晴れた日には田畑を耕し、雨の日には家に引きこもって読書する意から。 「庄司は最近、どうしてたんですか」 「晴耕雨読、たったらしいぜ。特にお兄さんが亡くなってからは」 堂場瞬一さ…

舌鋒(ぜっぽう)とは? 小説に出てきた難しい言葉

意味は? 鋭い弁舌。弁舌・議論などの鋭いことを鋒ほこにたとえていう。 「 -鋭く攻撃する」 その後再開された討論では、『考える会』が巻き返すようにますます激しい論調で規制要求の正当性を主張したが、稲嶺の発言が最終的にはその舌鋒を封じた。

寂寥感(せきりょうかん)とは? 小説に出てきた難しい言葉

意味は? 人気がなくて、寂しい感じ。心が満たされず寂しい感じ。寂寞。 ただしこの女には、一人で酒を飲みたがる人間特有の、孤独感や寂寥感といったものがなかった。 東野圭吾さんのダイイング・アイより けれど、「夢を見た」第五章に漂う底知れぬ寂寥感…