人生も後半戦! これから先も楽しもう!

人生も後半戦になったら、これまでの生き方に後悔することもあります。しかし、後悔しても仕方ない。この先楽しく生きるためにいろんなことに挑戦

寂寥感(せきりょうかん)とは? 小説に出てきた難しい言葉

意味は? 

人気がなくて、寂しい感じ。心が満たされず寂しい感じ。寂寞。

 ただしこの女には、一人で酒を飲みたがる人間特有の、孤独感や寂寥感といったものがなかった。

東野圭吾さんのダイイング・アイより

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 けれど、「夢を見た」第五章に漂う底知れぬ寂寥感はどうだろう。評価の定まらなかったルソーの作品、子供のいたずら描きにも劣ると侮辱されつつも、黙々と画家が描き続けた絵。

原田マハさんの楽園のカンヴァスより

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 あの闇の深さを思い出すと、今でもいくばくかの寂寥感を感じることがある。

堂場瞬一さんの血烙より

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 大声で怒鳴った。妻を喪(うしな)った寂寥感にさいなまれながら、忙しい会社の仕事と、慣れない家事に振り廻され、打ちのめされているようだった。

山崎豊子さんの沈まぬ太陽

会長室篇 上より

 次の瞬間、千賀子は寂寥感に襲われていた。

 メリットだとかデメリットだとか……。最近はそんなことばっかりだ。人生まるごと損得勘定になったのか。昔は良かったなどと言うつもりはないが、今は殺伐とした世の中になったように感じる。

垣谷美雨さんのうちの子が結婚しないんで、より

 空っぽな感じに笑った心平さんも、こっちを見た。

 心平さんの口元は、いつもみたいに笑っていたけれど、でも、なんとなく寂寥を漂わせている気がした。

森沢明夫のエミリ小さな包丁より

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