人生も後半戦! これから先も楽しもう!

人生も後半戦になったら、これまでの生き方に後悔することもあります。しかし、後悔しても仕方ない。この先楽しく生きるためにいろんなことに挑戦

嘘をもうひとつだけ 東野圭吾 おすすめ小説

 

おすすめ度 3.8

感動する   ☆☆☆

笑える    

スリル    

ほっこり   

ビックリ   ☆☆☆

先が気になる ☆☆☆☆

ためになる  ☆☆

心に残る   ☆☆☆☆

切ない    ☆☆☆☆

怖い     ☆

重い     ☆

すいすい読める ☆☆☆☆

 

あらすじ

5作の短編連作。どの作品も加賀恭一郎が犯人達と対峙し、嘘をつく犯人達を追いつめていく。悲しい嘘をつく犯人たちに、なんとも言えない切ない気持ちになります。

【嘘をもうひとつだけ】

バレエ団の事務員が自宅マンションのバルコニーから転落、死亡した。事件は自殺で処理の方向に向かっていたが、同じマンションに住む元プリマ・バレリーナのもとに加賀がやってきた。

【冷たい灼熱】

田沼洋次が自宅に帰ると妻の美枝子が殺害され、一歳の息子の裕太の姿がなかった。裕太の行方はどこなのか。そして生きているのか。加賀が洋次と対峙する。

【第二の希望】

楠木真智子は離婚し娘の理砂と二人で暮らしていた。真智子は、自分の交際相手の毛利周介が死んでいるのを自宅で発見した。

【狂った計算】

坂上奈央子は夫を交通事故で亡くした。

ある日、奈央子の家に加賀がやって来た。坂上家の家を担当した建築家の中瀬が行方不明になり捜査しているのだという。夫の交通事故と中瀬の失踪とはなにか関係があるのか。

【友の助言】

加賀の友人の萩原が居眠り運転で事故にあう。萩原は居眠り運転するような男ではない。誰かが萩原を殺害するために睡眠薬を飲まされたのだと加賀は疑う。

 

おすすめポイント

加賀恭一郎と犯人との対峙するシーンが多いのですが、それだけで本当に面白い。そして、犯人に対し同情したくなるようなところもあり、切なくなります。加賀が犯人の嘘を見破っていくのを、いっしょになって考えているとドンドン読み進みます。