人生も後半戦! これから先も楽しもう!

人生も後半戦になったら、これまでの生き方に後悔することもあります。しかし、後悔しても仕方ない。この先楽しく生きるためにいろんなことに挑戦

2020年2月に読んだ本のランキング

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2020年2月に読んだ小説の中からおすすめ小説をランキング


2月の1冊目は前々から読もうと思いながら、なかなか読めていなかった

有川ひろさんの図書館戦争

おすすめ度 3.5です。

有川ひろ作品は大好きですし、そのなかでも人気なので期待大でしたが、女性向きなのかなという印象でした。


二冊目は沢木冬吾さんの償いの椅子

おすすめ度 4.5です。

沢木冬吾さんの本は、この作品で三冊目

最初に読んだ約束の森が良かったので沢木冬吾さんのファンになりました。

この償いの椅子

もめちゃくちゃ良かったです。


2月の三冊目は、今年になってから立て続けに読んでいる垣谷美雨作品。

垣谷美雨さんの後悔病棟

おすすめ度 3.5

やはり、垣谷美雨さんは女性に人気のようです。


四冊目は

中山七里さんの贖罪の奏鳴曲(ソナタ)

おすすめ度 3.8

はじめての中山七里さんの作品。独特で他も読んでみたくなりました。


五冊目は

垣谷美雨さんの夫のカノジョ

おすすめ度 3.8

浮気相手と体が入れかわってしまうという設定に最初は、ウーンと思ったが、それがよかった。


六冊目は

東野圭吾さんの祈りの幕が下りる時

おすすめ度 3.8

前半から先が気になる父娘の切ないストーリーです。


七冊目は

瀨尾まいこさんの戸村飯店青春100連発

おすすめ度 3.3

読みやすくてそれなりに面白かったですが、心に刺さるものがなかったかな

沢木冬吾さんの償いの椅子

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おすすめ度 4.5

感動する   😢😢😢😢😢

笑える    😄

スリル    💓💓💓💓💓

ビックリ   😲😲😲

先が気になる 👀👀👀👀👀

ほのぼの   🐹🐹🐹

ためになる  💮💮

心に残る   💟💟💟💟💟

切ない    💛💛💛💛💛

怖い     😱😱😱

重い     💜💜💜

五年間姿を眩ませていた能見が車椅子で現れた。

まず有働警視の葬儀に顔を見せた。その後、昔の仲間のもとや妹家族のもとへと次々と姿を現す。

甥と姪が父親の甚一から虐待を受けていたことに心を痛める。能見がいた頃は甚一は能見を恐れて虐待をひかえていたが、いない間に酷くなっていたことに妹と甥、姪に申し訳なく思う。

能見は五年間何をしていたのか、そして何のために姿を見せたのか? それは五年前の事件への復讐なのか? 警察、公安が彼を警戒する。

登場人物が多く、話しも複雑ですが、能見がなぜ姿を現せたのか、能見の甥と姪は父親甚一の虐待から逃げられるのか、ストーリーに入りこんでしまい、先が気になり分厚い本なのにあっという間に読んでしまいます

描写が素晴らしくて、スケールが大きくて映画を観ているような感覚でした。

だんだんと内容がゴチャゴチャになり、もう一度読まないと理解できないくらい。けど、もう一度読む価値はあるくらい面白かったので、もう一度読みたい

最高に良かった。スリルあり迫力あり感動あり。最初はボリュームがありすぎて読むのを躊躇したが読んでよかった。

東野圭吾さんの祈りの幕が下りる時

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おすすめ度 3.8

感動する   😢😢😢

笑える    😄

スリル    💓💓

ビックリ   😲😲😲

先が気になる 👀👀👀👀

ほのぼの   🐹

ためになる  💮💮

心に残る   💟💟💟

切ない    💛💛💛💛

怖い     😱

重い     💜💜💜

加賀恭一郎は離ればなれになっていた母親田島百合子が亡くなったことを知らされる。生前百合子には綿部という男と付き合っていたことを知り、恭一郎は最後に母親にそんな相手がいたことにホッとする。

十年後、滋賀県のハウスクリーニングの会社で働く押谷道子という女性が東京で殺害された。

道子は越川睦夫という男の部屋で殺されていたが、道子と越川の関係がわからず、越川の行方もわからなかった。

道子は殺される前に中学の同級生浅居博美に会っていた。東京へ来たのも浅居博美に会うためだった。

恭一郎の母親と綿部という男、浅居博美、越川睦夫、押谷道子殺害が後半になって繋がっていき、後半は切なく悲しい展開になっていく。

浅居父娘の人生が切なすぎた。

前半から謎だらけで、ドンドン読み進み、あっという間に読んでしまいました。

垣谷美雨さんの夫のカノジョより

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おすすめ度 3.8

感動する   😢😢😢

笑える    😄😄

スリル    💓💓

ビックリ   😲😲😲

先が気になる 👀👀👀

ほのぼの   🐹🐹🐹

ためになる  💮💮💮💮

心に残る   💟💟💟

切ない    💛

怖い     😱

重い     💜

小松原菱子は夫、麦太郎と長女の実花、長男の真人の四人家族のごく普通の主婦。

ある日、夫のパソコンを開いたら、履歴に星見のブログというのがあった。それは若い女性のもので読んでみると

『いつになったら、ひとりぼっちじゃなくなるの? ムギのバカやろう!』とあった。

ムギとは夫のことではないかと、ブログを遡って見て夫の浮気を確信した。

休日出勤だと出掛ける夫のあとをつけると、ブログの山岸星見のマンションへ入っていった。

菱子は星見に夫から手をひかせるために会いにいったが、そこで不思議なことが起こる。

口論する二人の前に変なおばあさんが現れ、二人の体を入れかえってしまった。

おばあさんは「相手の気持ちば芯までわかったら元に戻るけん」と言って姿をくらました。

菱子は星見となって、夫の職場で仕事ぶりや苦労を部下の立場で見ることになる。

星見は主婦となって二人の子供の面倒をみることになる。

違う立場でお互いの環境を知った二人は、これまでの自分の人生との違い感じながら、まわりの環境まで変えていってしまう。

そして二人が元にもどって、まわりが変わっていることに驚き、二人の今後の人生に変化がおこる。

あり得ないような設定で、最初はどうかなと思ったけど、読み進めるとはまっていった。

夫の浮気を疑い、対決しにいくあたりは、おもしろくないんじゃないかなと思ったが、後半おもしろかった。

菱子と星見のキャラの違いがよかった。それぞれ苦労や悩みを抱えているが、目線がかわると解決できるものもある。

人が入れ替わる設定に無理があると思ったけど、相手の気持ちがわかるためにはそれがよかった。そういった無理な設定があるからいろんなことを伝えられるのかも

中山七里さんの贖罪の奏鳴曲(ソナタ)

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おすすめ度 3.8

感動する   😢😢

笑える    😄

スリル    💓💓

ビックリ   😲😲😲

先が気になる 👀👀👀👀

ほのぼの   🐹

ためになる  💮💮💮

心に残る   💟💟💟

切ない    💛💛💛

怖い     😱😱

重い     💜💜💜

主人公の弁護士御子柴礼司が死体を遺棄するシーンから始まるのに驚いた。

埼玉県警捜査一課古手川和也と班長の渡瀬は、御子柴が遺棄した死体発見現場にきた。

死体の身元は加賀谷竜次でフリーの記者だ。加賀谷は決定的写真や記事を雑誌社に売るのではなく、当事者への脅迫の材料にしていたので恨んでいる人間は多い。

噂では、最近加賀谷は東條美津子の保険金殺人の事件を追っていたが、その弁護人が御子柴だった。

主人公が犯罪するシーンからの展開に、この先どうなるのかと読みました。

裁判シーンの御子柴は切れ者でかっこよかったが、普通の主人公のような正義の味方といった感じではなかった。

少年院のシーンや裁判のシーン、それぞれ良かったが、最後までしっくりとはこないような感じ。もう少し先が気になる。

有川ひろさんの図書館戦争

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おすすめ度 3.5

感動する   😢😢😢😢

笑える    😄😄😄

スリル    💓💓💓

ビックリ   😲😲😲

先が気になる 👀👀

ほのぼの   🐹🐹

ためになる  💮💮💮

心に残る   💟💟💟

切ない    💛

怖い     😱

重い     💜

公序良俗を乱し人権を侵害する表現を取り締まる『メディア良化法』の成立から30年。

日本はメディア良化委員会と図書隊が抗争を繰り広げていた。

本は検閲され、自由に買うことはおろか、読むことすらできない。

笠原郁は五年前に訪れた本屋で、欲しくて買おうとしていた本をメディア良化委員に取り上げられた。その時にある図書館員に助けてもらった。郁はその図書館員を王子様と思い、彼を追いかけて、自分も図書館員になった。

図書館員になった郁だが厳しい研修が待っていた。

男勝りで無鉄砲な郁は、堂上教官に反抗的な態度をとる。堂上も郁への指導は時に厳しかった。二人は無鉄砲で血が熱い、似た者同士だからかもしれない。

最初は仲が悪かった二人だが、お互いに気持ちが通じあっていく。

漫画を読んでいるような感覚で読めます。

最初のうち堂上が郁に対して厳しく冷たかったことで、郁と堂上は犬猿の仲だったが、二人の関係がだんだんと変わっていくのが良かった。

図書を守るのに戦闘するという設定についていけず、読むのをやめようかと思ったのですが、とりあえず人気作品だから、最後まで読むことにした。

最後は、ある程度予想できたが、良かった。

垣谷美雨さんの後悔病棟

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おすすめ度 3.5

感動する   😢😢

笑える    😄😄

スリル    💓

ビックリ   😲😲

先が気になる 👀👀👀

ほのぼの   🐹🐹🐹

ためになる  💮💮💮

心に残る   💟💟💟

切ない    💛💛💛

怖い     😱

重い     💜

女医のルミ子は、人の気持ちが分からない、空気も読めないため、患者や患者の家族に余計なことを言ってしまい怒らせる。

ところがある日、病院の中庭で聴診器を拾う。その聴診器を患者に当てると患者の心の声が聞こえてくる。

癌の末期患者に聴診器をあてると、あの時にもどって、人生をやり直せたらと後悔の声が聞こえてくる。

ルミ子に聴診器をあててもらうと、患者は、その時だけもどりたい時代にもどり、やり直すことを疑似体験することができる。

人生の分岐点で違う道を選んでいたら、どんな人生になるのだろうか? 

一話目

女優を目指していたが、母親に反対されて事務員として働いた。こんな早くに死んでしまうのなら、あの時、夢を追いかけ女優を目指せばよかった。

二話目

残業ばかりで家族との時間をとらなかった為か、冷めた家族になってしまった。若いころに家族の時間を大切にすればよかった。

三話目

結婚を反対した娘は四十半ばになった今でも独身だ。あの時反対しなければ、今ごろ娘は幸せな家族を持っていたかもしれない。

四話目

中学時代の親友に窃盗の疑いがかかった。犯人は別にいることを知っていたが、そのままにしておいた。親友はその後高校受験も失敗して、今はまともな生活をしていないと聞いた。あの時、親友を助けてやればよかった。

読みやすくて、あっという間に読みました。

ストーリーにムリがある気もしたが、まあ、それも面白い

瀨尾まいこさんの戸村飯店青春100連発

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おすすめ度 3.3

感動する   😢😢😢

笑える    😄😄😄

スリル    💓

ビックリ   😲

先が気になる 👀

ほのぼの   🐹🐹

ためになる  💮💮

心に残る   💟

切ない    💛💛

怖い     😱

重い     💜

大阪にある中華料理屋戸村飯店の兄弟が一年間、いろんな経験をしながら成長していくお話。

兄はヘイスケで高校を卒業し小説家になるため専門学校に通うため上京する。

しかし、専門学校は一ヶ月で辞めてしまった。ヘイスケは最初からそのつもりだった。中華料理の手伝いが嫌であとを継ぐ気もないので、家を出る口実に専門学校へ行ったのだった。専門学校を辞めてからカフェでバイトし年上の彼女ができた。

弟のコウスケは高校卒業したら戸村飯店を手伝い、あとを継ぐつもりだ。

コウスケは同じ高校の岡野に惚れていたが岡野は兄ヘイスケが好きだった。

兄ヘイスケは女性にモテて、外面がよく要領よく生きるタイプで、弟コウスケは兄のそういうところが気に入らなかった。

コウスケは高校卒業式後の進路は戸村飯店をつぐつもりだったが、父親から猛反対された。甘えるな、出ていけと言われ、進路を考え直し進学することにした。

コウスケはヘイスケのもとへ相談にいく。

大阪ベタベタな感じが少しきつすぎるかな。

若い人には面白くてためになりそうな作品だと思います。ちょっとベタかな

読みやすくて面白かったけど、ささるものがなかったかな