人生も後半戦! これから先も楽しもう!

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おすすめ小説 東野圭吾さんの祈りの幕が下りる時

東野圭吾さんの祈りの幕が下りる時

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おすすめ度 3.8

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重い     💜💜💜

加賀恭一郎は離ればなれになっていた母親田島百合子が亡くなったことを知らされる。生前百合子には綿部という男と付き合っていたことを知り、恭一郎は最後に母親にそんな相手がいたことにホッとする。

十年後、滋賀県のハウスクリーニングの会社で働く押谷道子という女性が東京で殺害された。

道子は越川睦夫という男の部屋で殺されていたが、道子と越川の関係がわからず、越川の行方もわからなかった。

道子は殺される前に中学の同級生浅居博美に会っていた。東京へ来たのも浅居博美に会うためだった。

恭一郎の母親と綿部という男、浅居博美、越川睦夫、押谷道子殺害が後半になって繋がっていき、後半は切なく悲しい展開になっていく。

浅居父娘の人生が切なすぎた。

前半から謎だらけで、ドンドン読み進み、あっという間に読んでしまいました。

あらすじ 内容

仙台でスナックを経営する宮本康代は田島百合子を知り合いから紹介され店で雇うことにした。

百合子は客から評判もよく、康代も気に入っていた。

百合子の過去については、わからないことだらけだが、離婚して男の子供が一人いたようだ。

ある時、スナックの客で綿部という男と百合子が付き合うようになったが、康代は百合子もそろそろ結婚すればいいと思っていたので二人を応援した。

しかし、その後百合子は体調の悪い日が続き、ある日、連絡がとれないので、康代は心配になって自宅まで行くと、百合子が亡くなっているのを発見した。

康代が葬儀をし、離ればなれになった百合子の息子に連絡した。息子の連絡先は綿部が知っていた。息子はすぐにかけつけ遺品の整理をした。息子は加賀恭一郎といい職業は警察だった。加賀は自分の連絡先がなぜわかったのかと訊くので綿部のことを話した。

加賀は綿部について詳しく知りたがったが、康代もさほど知らなかった。

それから十年が経ち、東京である殺人事件が起こった。被害者は押谷道子、滋賀県彦根市でハウスクリーニングの会社に勤務していた。

遺体発見現場は越川睦夫という男の部屋だったが、道子との接点はなかった。そして越川睦夫の行方もわからなかった。

松宮は坂上と押谷道子が勤務していた『メロディエア』へ聞き込みのために新幹線で向かった。

道子が東京へ行った理由が見つかった。道子が外回りで行った老人ホーム『有楽園』で有力な情報が入った。

『有楽園』で数日前から預かっていた六十代後半の女性を道子が見たときアサイヒロミさんのお母さんじゃないですかと訊いていたという。女性は否定したが、道子は間違いないと言っていた。

アサイヒロミは東京で芝居をしている昔の知り合いなので道子は、アサイヒロミに会いにいくと言っていたそうだ。

アサイヒロミについて警察が調べたところ演出家の角倉博美、本名浅居博美だとわかる。

浅居博美は押谷道子と会ったことは認めたが、昔話と浅居の母親のことを話して別れたという。

浅居と別れてから道子は殺害されたわけだ。

道子の遺体発見場所の住人越川睦夫が殺害されていた。