感動する ☆
笑える
スリル ☆☆☆
ほっこり
ビックリ ☆☆☆☆
先が気になる ☆☆☆☆
ためになる ☆
心に残る ☆☆☆☆
切ない ☆☆☆☆☆
怖い ☆☆☆☆
重い ☆☆☆☆
すいすい読める ☆☆☆
あらすじ
長瀬一樹は、イタズラ目的で誘拐され殺害された牧本加奈ちゃんの事件の捜査にあたっていた。
長瀬は小学生の時に妹の絵美を加奈ちゃんと同じように殺害されていたので加奈ちゃんを殺害した犯人に対する憎しみは捜査員の誰よりも強かった。
そんな時に公園のゴミ箱に生首が捨てられていた。被害者は木村正次という男で、木村は過去に町田律子ちゃんという九歳の少女をイタズラ目的で誘拐し殺害していた。
サンソンと名乗る男から木村正次殺害の犯行声明が送られてきた。そこには少女を犠牲者とした痛ましい性犯罪事件が起きるたびに、かつて同様の罪を犯した前歴者を処刑するという内容だった。サンソンは今後少女が被害にあう事件が起こる度に殺害を続けるという。
警察が加奈ちゃん事件の犯人を逮捕出来ない中、世間ではサンソンが正義のように取り上げられる。
警察はサンソン逮捕に向けて躍起になるが、サムソンは現場に証拠らしきものを残していない。
一体サンソンは誰なのか?
おすすめポイント
少女をイタズラ目的に誘拐し殺害するという事件と過去にそうした犯罪をし刑期を終えた人間を殺害するサムソン事件の二つの事件が平行して進んでいきます。警察視点のストーリーとサムソン視点のストーリーが交互に展開しこの先どうなるのかとワクワクします。
サムソンが殺害するシーンはエグいですが、それだけリアルということです。
サンソンは殺人を犯しているのですが、無防備な少女をイタズラ目的で殺害した犯人たちを殺害するので正義の人間のような感覚になるのは確かです。
そしてサンソンの正体は最後の最後までわかりませんので、サンソンが何者だろうかと読み進んでしまいます。