人生も後半戦! これから先も楽しもう!

人生も後半戦になったら、これまでの生き方に後悔することもあります。しかし、後悔しても仕方ない。この先楽しく生きるためにいろんなことに挑戦

おすすめ小説「疾風ロンド 東野圭吾」の言葉表現

疾風ロンド 東野圭吾

おすすめ度 78点

極秘の生物兵器が盗まれ、三億円を要求されていた泰鵬大学医科学研究所長東郷だが、犯人の葛原は事故で死んでしまう。三億円は必要なくなったが、早急に生物兵器を見つけださないと多くの死者を出してしまう恐れがある。

生物兵器の隠された場所のヒントは葛原から送られてきた写真だ。写真は雪山やブナの木の下に埋められた生物兵器、そのブナの木に吊るされたテディベアなどか写っていた。テディベアが発信器になっていてこれが手がかりだ。

栗林は写真の雪山をどこか突き止め、生物兵器を探しだすことを東郷から命じられる。

栗林は息子の秀人の助けで雪山がどこかを突き止め、現地で捜索を始めるがスキーが得意でない栗林にとって苦闘の連続。地元の人にも協力してもらうが予想外のことも起こりハラハラの連続。

雪山の地元で暮らす人の苦悩や喜びなどもからみ、最後まで気が抜けない展開です。

書き出し

小雪が舞ってきた。しかし時折日が差すという天候で、コンディションは上々だった。おかげで目的の地点には、ほぼ予定通りの時刻に辿り着いた。これまでに何度か来ている場所だけに、迷うことはなかった。

だが初めての人間には無理だろう、と葛原克也は周囲を見渡して舌なめずりをした。