人生も後半戦! これから先も楽しもう!

人生も後半戦になったら、これまでの生き方に後悔することもあります。しかし、後悔しても仕方ない。この先楽しく生きるためにいろんなことに挑戦

ヒポクラテスの憂鬱 中山七里 おすすめ小説

おすすめ度 3.8

感動する   ☆☆☆

笑える    ☆☆

スリル    ☆☆☆

ほっこり   ☆

ビックリ   ☆☆☆

先が気になる ☆☆☆☆

ためになる  ☆☆☆☆

心に残る   ☆☆☆

切ない    ☆☆☆☆

怖い     ☆☆☆

重い     ☆☆☆

すいすい読める ☆☆☆☆

 

あらすじ

何の事件性もない遺体から、偏屈な老法医学者と若き女性解剖医が死の真相を導き出す。

 

埼玉県警のホームページに

<コレクター>

を名乗る書き込みがあった。

今後、県下で起きる自然死、事故死に企みがないかどうか見極めろという。

「第一話、堕ちる」

女性アイドル歌手がコンサート中に転落死する。

事故死に見えたのだが調べてみると違った。

 

「第二話、熱中せる」

アパートのベランダで遊んでいた三才の女の子が熱中症で死亡。

これもただの熱中症事故ではなかった。

 

「第三話、焼ける」

火事で全焼した教会の焼跡から遺体が発見された。遺体の主は教祖の黒野エスと思われた。

遺体を調べてみると、ただの焼死ではないことがわかる。

 

「第四話、停まる」

老人が道で倒れそのまま亡くなった。事件性はなさそうだったが、亡くなる少し前に多額の保険金がかけられていた。

そして解剖し真相がわかった。

 

「第五話、吊るす」

若い女性が首を吊って自殺していた。会社の金を横領して自殺と思われたが、真相は違った。

 

「第六話、暴く」

婦人警察官が飛び降り自殺した。遺書には愛してはいけない人を愛してしまったと書いてあった。

 

かんそう

どの話も先が気になり読み進みます。

光崎法医学者が遺体を解剖し、死の真相を暴いていく度にスッキリします。

短編なのであっという間に解決といった感が物足りなさを感じますが、6つの違ったストーリーを楽しめるといったメリットもあります。