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あらすじ
「医療ミスを公表しなければ病院を破壊する」という脅迫状が帝都大学病院に届いた。
西園教授は医療ミスなどないと断言するが、研修医の氷室有紀はそれを鵜呑みにできなかった。
有紀の父親は大動脈瘤の手術中に亡くなった。その手術を執刀したのが西園だった。
有紀はお父さんみたいな人を助けるために医者なったことに嘘はないが、ある意味もっと大きな動機があった。
それは父親は西園によって意図的に死に至らしめられたのではないかという疑念を抱いていたからだ。
有紀の父親の死は西園の医療ミスによるものなのか、病院を破壊しようとする犯人の目的は何なのか。
大病院を前代未聞の危機が襲う。
かんそう
本当に有紀の父親は西園教授によって、手術中に意図的に死に至らしめられたのか?
病院の電気系統を破壊されたなか、難しい手術は成功するのか?
犯人の狙いは何なのか?
有紀の持つ疑念と西園が執刀する停電の中での手術のハラハラドキドキ感と犯人の復讐心に同情する気持ちなどが入り乱れて読み進み、後半は感動するシーンが待っています。