人生も後半戦! これから先も楽しもう!

人生も後半戦になったら、これまでの生き方に後悔することもあります。しかし、後悔しても仕方ない。この先楽しく生きるためにいろんなことに挑戦

ハッピー・リタイアメント 浅田次郎 おすすめ小説

 

おすすめ度 3.5

感動する   ☆☆

笑える    ☆☆☆☆

スリル    ☆

ほっこり   ☆☆

ビックリ   ☆☆☆

先が気になる ☆☆☆

ためになる  ☆☆☆

心に残る   ☆☆

切ない    ☆☆

怖い     

重い     ☆☆

すいすい読める ☆☆☆

 

あらすじ

 定年まであと四年の財務官僚の樋口と自衛官の大友の二人が突如転属を命じられた。

 転属先はJAMS(全国中小企業振興会)。

 そこは元財務官僚の理事矢島が牛耳る業務の実体のない天下り組織だ。

 仕事をせずに遊んで給料がもらえるという天下り先に戸惑う樋口と大友は教育係の立花葵にある日、ある秘密のミッションを彼らに言い渡される。

 それは汚職か、横領か、それとも善行なのか。

 

おすすめポイント

 天下り先で、なにもせずに好き勝手に過ごし給料はもらえる。うらやましいと思う反面、実際にこんなことがあるのかと思うと憤りを感じてしまう。

 樋口と大友、そして立花葵はそんな天下り問題に一石を投じる。

 本当のハッピー・リタイアメントはお金より、リタイアしてから、自分の回りに人がいるかどうかだと最後にそんな気にしてくれます。