腹立たしい ☆☆☆☆☆
感動する 😢😢😢
先が気になる 👀👀👀
ためになる 💮💮💮💮
心に残る 💟💟💟💟
切ない 💛💛💛
重い 💜💜💜💜
地位や名誉、金のことばかり考えている人間と御巣鷹山の事故の犠牲者や遺族のことを思う人間。いい思いしているのが前者なのが腹立たしい。
会長室篇 上から、引き続き、国見会長と恩地は、腐りきった経営陣を建て直すために奮闘するが、新生労組とそのOB、国民航空の利権にたかる族議員と、その議員たちの言いなりになっている官僚たちに邪魔をされる。
関連会社の国航開発の財務内容は乱脈を極め、ニューヨークのグランドホテルの買収では九億円の不明な金がありながら社長の岩合は監査を拒否する。
日本ジャーナルの記事には悪意が感じられ国見体制を批判する。
東西経済の記事には、国民航空国見会長 七つの大罪といった見出しで国見を誹謗する記事がのる。
これらの記事すべて国民航空の広報部が国見会長を陥れるために背後で動いているためのものだ。
細井守は国民航空の社員で便利屋として使われていた。議員が愛人と過ごすための部屋を確保するためのペーパーカンパニーの名ばかりの社長にさせられり、SF券やCF券の運び屋をやらされたりしてきた。
細井はそれに耐えられず、そのことを大学ノートに残していた。細井は最期にそのノートを東京地検特捜部宛に投函した。
国見や恩地の存在が邪魔になり、国見は更迭され、恩地はまたテヘラン勤務を命じられる。
最期は行天の自宅に東京地検特捜部から話が聞きたいと連絡がある。
細井のノートの件で特捜部が動きだした。
スッキリしない終わり方だが、最後に東京地検特捜部が出てきたので少しはよかった。
映画やドラマなら正義の味方が出てきて、すべて解決で終わるのだろうが、モヤモヤしたこれが現実なのかもしれない。
政治家も官僚もみーんな金と地位、名誉のために動く。今も昔も同じだ。
怒りを覚えながら、スカッとするのを待ちながら読み進めましたが、思ったようなスカッととはいきませんでした。