おすすめ度 4.2
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日本航空JAL123便墜落事故の事実に基づいた小説。壮絶すぎる。
事故現場や遺体の状況などがリアル過ぎて、それだけで涙が出る。
国民航空に怒りを覚え、事故の悲惨さに涙が出る。
国民航空創立三十五周年のパーティーが開催されている頃に、NAL123便が墜落する。
事故は史上最悪で、恩地ら国民航空の社員は事故調査のために事故現場へ派遣された。
しかし、国民航空は加害者のため、現場に入ることが許されず、遺族の世話係にあたる。
恩地は遺族のために誠心誠意尽くそうとするが、人の命をお金でという話になれば、やはりこじれる。お金なんていらない、主人を返してくれと遺族からは責められる。
国民航空は遺族同士を引き離しておきたかったが、『おすたか会』という遺族の会が出来、国民航空告訴へと話が進んだ。
国民航空創立三十五周年の記念パーティーという晴れやかなシーンと国民航空機墜落事故という残酷なシーン。事実をもとにした作品だけに、このギャップに胸が苦しくなりました。
事故現場や遺体収容場所のシーンがリアル過ぎて恐ろしくなりました。
堂本社長が辞意を表明したあと、恩地がその前に事故現場へ足を運び、航空事故の凄まじさを身を以て知るべきだと憤るシーンは感動する。
堂本社長の弔問行脚にはイラッとくる。遺族のことより自分のことしか考えていない。三人の娘を失った遺族に娘の名を聞かれ、答えられないシーンは、形だけの弔問だと感じた。
それに比べ、恩地ら遺族の世話係は、遺族から罵られながらも誠心誠意尽くそうとする姿が感じる。世話係も大変な仕事だろう
会社と遺族の板挟みになりながら補償の交渉をする恩地たち。考えただけでも苦しい仕事
遺族同士を引き離しておきたい国民航空の対応に腹が立つ。