2020-06-05 羊の脂の融点が低いので後味がさっぱりしいくら口に入れて噛んでも、飲み干した数秒後にはふぅっとそよ風にさらわれるように姿を消してしまう 食べる、美味しい表現、描写を小説から学ぶ 子羊のローストの表現 今回は、背中の肉を使い、マスタードをたっぷり塗った肉の上からパン粉で包んでアーモンドオイルでローストする。パン粉には、細かく刻んだニンニクとルッコラが混ざっている。羊の脂の融点が低いので後味がさっぱりし、いくら口に入れて噛んでも、飲み干した数秒後にはふぅっとそよ風にさらわれるように姿を消してしまう。おなかがきつくなっていても、すんなりと入ってしまうのだ。 小川糸さんの食堂かたつむりより