人生も後半戦! これから先も楽しもう!

人生も後半戦になったら、これまでの生き方に後悔することもあります。しかし、後悔しても仕方ない。この先楽しく生きるためにいろんなことに挑戦

堂場瞬一さんの「ラスト・コード」

おすすめ度☆☆☆

三十歳男の筒井刑事と生意気でおませな女子中学生美咲の微妙な関係がなかなかよかった。筒井が美咲の性格に手こずりながらも、少しずつ打ち解けていく。筒井の人の良さと大人を寄せ付けない美咲が犯人グループから逃げながら真相へと近づいていく。

格闘シーンは迫力があり手に汗を握りました。

警察組織の上下関係、現場とキャリア。テレビの刑事ドラマを見ているような感覚で、ドラマ化するなら配役は誰がいいかななどと考えながら楽しく読ませて頂きました。

内容 あらすじ

代官山の一軒家で惨殺な殺人事件が起こった。被害者はある研究をすすめていた研究者一柳正起(いちりゅうまさおき)四十五歳。

一柳はこの一軒家に一人暮らしだった。妻とは死別し娘の美咲はアメリカで一人で暮らしている。

渋谷中央署の刑事筒井はアメリカに住む美咲に事件を伝える役と帰国後の迎えの役を命じられる。

筒井は父親の死を中学生の娘に伝えることでショックを受けるのではと不安に思ったが、美咲は実の父親の死、それも殺人と聞いても平然としていた。

美咲を空港まで迎えに行き、そこからホテルまで送ることになっていたが、二人は途中何者かに襲われる。

何とか逃げ切ったが、警察は自分達をかくまってくれることもない。一柳の殺人事件の捜査もあまり進んでいない。一柳の殺人事件には裏に大きななにかがある。それは生前の一柳の研究に関係がある。

その後も追われ続ける筒井と美咲は身を隠しながら真相に迫る。