おすすめ度 4.2
あらすじ
昭和63年、広島。所轄署の捜査二課に配属された新人の日岡秀一は、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上のもとで、暴力団系列の金融会社社員が失踪した事件の捜査を担当することになった。
やがて、その失踪事件をきっかけに暴力団同士の抗争が勃発することになる。
大上は暴力団同士の衝突を食い止めるため、思いも寄らない大胆な秘策を打ち出す。
感想
常識外れな大上の個性に引き込まれ、極道のプライドを賭けた戦いがリアルすぎてのめりこんで、あっという間に読み終えてしまいます。
緻密な構成で卓抜したリアリティ、そして、予期せぬ結末に心打たれます。