2023-01-04 歩く度にかんかんと音を立てる階段 建物、街、屋外の表現、描写を小説から学ぶ 歩く度にかんかんと音を立てる階段は端がぼろぼろに錆びている。壁にも無数の罅(ひび)が入っているが一切補修された形跡はない。朽ち果てるに任せている風で、持主の熱意のなさが露骨に表れている。 テミスの剣 (文春文庫) 作者:中山七里 文藝春秋 Amazon