新井孝男は小さな町工場で働いている。
その町工場の社長の大岩は頑固親父といったタイプだ。
最近は経営が厳しくなり、大岩は新井たちに対して、ガミガミと怒るようになっていた。
ある日、樋口という男が大岩を訪ねてきた。樋口は人件費削減のためのロボット化計画を大岩に提案し、それに大岩は食いついた。
大岩の妻で専務の正子は、工場がロボット化になってしまったら、新井たち従業員を解雇しなければならないと知り、新井たちのその後の生活を心配した。
そして、最後に樋口という男のロボット化計画の本当の狙いを知ることになる。
