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切ない ☆☆☆
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すいすい読める ☆☆☆☆
あらすじ
六十二歳のカップラーメン
元小学校教師正木はスーパー銭湯で盗撮する若い女性に注意した。
若い女性は元教え子の足立茉利奈だった。茉利奈は帰る家がなく、正木は彼女の面倒をみる。
エンディングノートはじめました
主人公香奈の母親が交通事故で急死した。母親はエンドレスノートをつけていたと後で知った。それも母親と香奈を捨てて出て行った父親がそれを持っていた。
香奈は今でも父親を許していないのだが、エンドレスノートには
「香奈とお父さんで一緒に住んでください。一人で死ぬのは、きっと辛いから」
と書いてあった。
六月のブックマーカー
浩一はうつ病の妻と二人暮らし。妻を思い愛する浩一に心温まり感動の物語。
代理友人席
結婚式の代理友人で出席した岡部奈津美に新婦の祖母が話しかけてきた。
「由佳の友達かい?」と訊かれて「はい」とこたえるが、祖母は「そりゃあ嘘だろ」と否定してくる。
奈津美は本当だと言うが、新婦の祖母は性格の悪い孫に友達なんているはずがないと言う。
夏の親子新聞
夏休みの宿題に親子新聞というのが出た。夏休みの親子の思い出を新聞にするという。
大悟の父親と母親は喧嘩ばかりして、姉曰く、もうすぐ離婚すると言った。
大悟は不安だったが、なんとか親子で海に行く約束をする。
幸せの花
秋野成幸は悪徳商法会社で後ろめたさを感じながらも、抜けることが出来ず働いていた。
事務所の前に住むジイサンとババアと会話するようになり、自分を親代わりになって育ててくれた祖父母のことを思い出した。ジイサンの家の前に祖父が好きだったはクチナシの花が咲いていた。クチナシの花は幸せの花、祖父の言葉を思い出す。
ヒバリ
早苗は娘の麻子と夫真也と実家の母親の元に向かった。夫がうつ病になり生活が苦しくなったからだ。
早苗は十八歳の時、母親を捨てるようにして実家を飛び出していたので、自分の都合で帰ることに気が引けていた。
空飛ぶペンギンの友だち
父親の転勤のために、転校ばかりの奈央は、友達ができてもすぐに別れるから転校先で友達を作ろうとしなかった。そんな奈央に宮内静香が友達になろうと近づいてきた。
最後のプレゼント
遊園地で着ぐるみのバイトして9年になる哲。
離婚して会っていなかった、娘の理紗から電話がかかってきた。
遊園地まで来てるから会いたいという。9年ぶりに会える娘の元へと電話で会話しながら走る哲だが、今の自分は娘と会うべきなのかと思いはじめる。
何者か
有料老人ホームで働く和哉は入居する老人たちの人気者だ。
九十二歳の梅さんも和哉のことを可愛いがった。
梅さんの元に届いたひ孫の手紙を読んでほしいと頼まれ読んであげると、梅さんは凄く嬉しそうにする。しかしその手紙は随分前に届いたものだとわかり、梅さんのことを不憫に思う。
和哉は梅さんの家族が長い間、手紙も送ってきていないし、老人ホームに訪問してもいないことを知り、梅さんを喜ばせようとひ孫に代わって手紙を書いた。
四通目の手紙
家事に仕事に二人の子供の子育てと毎日忙しくストレスがたまっている主人公。
ある日、エプロンのポケットに手紙が入っていた。
誰が書いたのか? 夫の忠之と娘の安美は知らないという。息子の新太はまだ字が書けない。
それからもエプロンに手紙が入り続けた。
娘の部屋
弘志は、高校生の娘の早妃が部屋の片付けをするので、手伝ってほしいと頼まれる。
これまで、何度も部屋を片付けるように注意してもやろうとしなかった早妃がどういうことかと、思ったら、明日彼氏が部屋に来るからのようだ。
弘志は複雑な気持ちで部屋の片付けを手伝う。