陰の季節 横山秀夫 おすすめ小説
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すいすい読める ☆☆☆☆
あらすじ
陰の季節
警察の人事部課長二渡真治は、天下りポストに固執する大物OB尾坂部の説得にあたるが、あっさりはねのけられる。
尾坂部を天下りポストからはずすのに苦悩する二渡。
尾坂部がそのポストにこだわる理由に、ある未解決事件がからんでいた。
地の声
警察の監察課に「Q警察署の生活安全課長は、パブ夢夢のママとできている」というタレコミが届いた。新堂はその調査を担当する。Q警察署の生活安全課長は曾根和男といい、真面目でそういったタイプではないというのが、新堂の印象だ。
調査を進めるうちに、ある真相が明らかになる。
黒い線
婦人警官の平野瑞穂が無届け欠勤した。五年目の二十三歳の彼女たが、婦警に憧れ、一心を貫いて職に就いた。性格は生真面目で、無断欠勤するようなタイプではない。
そんなタイプだけに上司の七尾友子は事件や事故に巻き込まれたのではないかと心配し、探し回る。
鞄
柘植(つげ)正樹は警務部秘書課の課長補佐。警部。議会対策が職務だ。
9月の定例県議会で鵜飼議員が一般質問で警察に対して爆弾を投げるという情報が入る。
柘植は鵜飼から質問内容を聞き出そうとするのだが。
かんそう
警察小説といっても、殺人事件などでなく、人事や秘書といった、これまで読んだ警察小説とは違った。