動機 横山秀夫 おすすめ小説
おすすめ度 3.8
感動する ☆☆☆
笑える ☆
スリル ☆☆
ほっこり ☆
ビックリ ☆☆☆
先が気になる ☆☆☆☆
ためになる ☆☆
心に残る ☆☆☆
切ない ☆☆☆
怖い ☆
重い ☆☆☆
すいすい読める ☆☆☆☆
4篇の短編集です
あらすじ
動機
貝瀬正幸は警察手帳紛失防止のために署内で一括保管を提案するが、反対する者も多かった。そんな時に一括保管していた警察手帳三十冊が盗難された。
内部犯行か外部犯行か、刑事たちの矜持がぶつかり合う。
逆転の夏
山本は過去に女子高生を殺害している。女子高生の誘いにのりホテルで関係をもったあと脅迫され、もめているうちに殺害してしまった。
十三年後、山本のもとに同じように未成年と関係を持ち、脅迫されているという男から電話があった。
男は脅迫する相手を山本に殺害してほしいと依頼してきた。
ネタ元
県民新聞記者の水島真知子は、主婦殺害事件の聞き込みをするがネタがなかった。
男たちに負けられないと、特ダネを抜くのに必死だ。
入社式で「弱者のための記事を書きたい」と挨拶した真知子は、いまはいない。一歳の娘を残してこの世を去った主婦の無念さを思う余裕すらなかった。
密室の人
裁判官の安斎利正は法壇で居眠りして、寝言で妻の美和の名前を叫ぶという失態をした。
前妻が亡くなり美和とは再婚だった。
安斎はなぜ居眠りしてしまったのか、その真相が明らかになる。
かんそう
短編でしたが、どれも内容にボリューム感があり面白かった。
特に逆転の夏は先が気になりあっという間に読んでしまった。