おすすめ度 3.4
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切ない ☆☆☆
怖い ☆
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すいすい読める ☆☆☆
あらすじ
たかむら画廊の青年専務の篁(たかむら)一輝と結婚した有吉美術館の副館長の菜穂は出産を控えて東京を離れ、しばらく京都で暮らすことになった。出産を控えた菜穂は老舗画廊で見つけた一枚の絵に心を奪われる。その絵の作者は白根樹という無名の女性画家だった。
白根樹の作品と出会った菜穂は、その作品を世に広めたいと思う。そして、菜穂にとって白根樹との出会いは運命的なものだった。
おすすめポイント
前半の話の展開はゆっくりですが、京都の春から夏、秋へと移りゆく情景を思い浮かべながら読めました。
白根樹という神秘的な画家、京都という地、どちらも謎めいていて、だんだんとストーリーに引き込まれていきます。
前半のゆっくりした流れから結末の見当がつきませんでしたが、後半は一気に展開が進み、結末に驚かされてしまいました。