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あらすじ
いじめにあい、ひきこもりとなった麻生人生。母子家庭の人生にとって頼りだったのは母親だけだったが、その母親が疲れた、と手紙を残し姿を消した。
母親の手紙には、今年届いた十枚の年賀状の送り主の誰かに助けてもらってくれと書いてあった。
そのなかの送り主で知っている名前を一人見つけた。父方の祖母のマーサばあちゃんだ。
マーサばあちゃんの年賀状には、
『もう一度会えますように。私の命のあるうちに』
と書いてあった。
人生は四年ぶりに外に出て、子供の頃、大好きだったマーサばあちゃんのいる蓼科へと向かう。そして、そこで人生の新しい生活が始まる。
おすすめポイント
原田マハさんの丁寧な描写のおかげで食べ物は美味しそうに感じるし、蓼科の景色は目の前に広がっているかように感じます。
ひきこもりだった麻生人生が、蓼科で人の温かさや豊かな自然に触れ、成長していく姿に感動します。