2021-11-15 ほろ苦い液体が舌を流れる感触に、一日の疲れがほどよい快感に変わる気がした 酒、飲み物の表現、描写 プシュッと音をたててプルタブを引き上げ、どうぞ、といって内海薫が缶ビールを草薙の前に置いた。 「おう、サンキュー」顔の前に掲げてから、ほろ苦い液体が舌を流れる感触に、一日の疲れがほどよい快感に変わる気がした。ふうーっと太いため息をつく。 東野圭吾さんの沈黙のパレードより