2022-07-06 わたしの喉の形通りに流れ落ちていく熱が心地いい 酒、飲み物の表現、描写 ふたつのグラスにウイスキーがそそがれる。水も氷も入れない。琥珀色の液体をそのまま透かすガラスに見とれた。理由のない乾杯をして、喉に流し込む。わたしの喉の形通りに流れ落ちていく熱が心地いい。飲み込んでしまったあとも豊かな香りが広がる。 凪良ゆうさんの流浪の月より