人生も後半戦! これから先も楽しもう!

人生も後半戦になったら、これまでの生き方に後悔することもあります。しかし、後悔しても仕方ない。この先楽しく生きるためにいろんなことに挑戦

翔ぶ少女 原田マハ おすすめ小説

 

おすすめ度 4.0

感動する   ☆☆☆☆

笑える    ☆

スリル    ☆☆☆

ほっこり   ☆☆☆

ビックリ   ☆

先が気になる ☆☆☆

ためになる  ☆☆☆

心に残る   ☆☆☆☆

切ない    ☆☆☆

怖い     

重い     ☆☆

すいすい読める ☆☆☆☆

 

あらすじ

 1995年、阪神淡路大震災で両親を失った、長男イツキ、長女ニケ、次女サンク、三兄妹の成長物語です。

 火の手が上がる瓦礫の下敷きになった母親を助けることができず、泣き叫んでいた三兄妹を心療内科医のゼロ先生が助けだした。

 自分たちは助かったが、母親を助け出せなかったことにイツキとニケは自責の念を持つ。

 同じようにゼロ先生も奥さんを助けだすことが出来なかった。そのかわりに三兄妹を助け出した。

 それから、ゼロ先生が三兄妹を引き取り育てていく。

 三兄妹は、それぞれいろんな思いを持ち、周りに助けられたり、いろんな目に合いながら成長していく。

 特にニケは、がれきに足を挟まれて、足が不自由だったので嫌な目に合うことも多かった。

 ゼロ先生は心臓に持病があり、ある日倒れ、いつ命を落としてもおかしくないと言われる。

 三兄妹はゼロ先生には絶対死んでほしくない、二度と愛する人をなくしたくないという思いで、ある心臓の名医の元を訪ねる。

 そしてその名医が……、

 兄妹とゼロ先生、近隣に住む人たちの復興へ向かう思いを書いた感動の物語です。

 

おすすめポイント

 震災で三兄妹が両親を失うシーンは辛いですが、その後、三兄妹たちが力をあわせて生きていく姿は、私たちに勇気をくれます。

 いとおしく可愛い三兄妹を読みながら、頑張れと応援したくなります。

 そして、強くて人思いに育った三兄妹のひとつひとつの言動に感動します。