翔ぶ少女 原田マハ おすすめ小説
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あらすじ
1995年、阪神淡路大震災で両親を失った、長男イツキ、長女ニケ、次女サンク、三兄妹の成長物語です。
火の手が上がる瓦礫の下敷きになった母親を助けることができず、泣き叫んでいた三兄妹を心療内科医のゼロ先生が助けだした。
自分たちは助かったが、母親を助け出せなかったことにイツキとニケは自責の念を持つ。
同じようにゼロ先生も奥さんを助けだすことが出来なかった。そのかわりに三兄妹を助け出した。
それから、ゼロ先生が三兄妹を引き取り育てていく。
三兄妹は、それぞれいろんな思いを持ち、周りに助けられたり、いろんな目に合いながら成長していく。
特にニケは、がれきに足を挟まれて、足が不自由だったので嫌な目に合うことも多かった。
ゼロ先生は心臓に持病があり、ある日倒れ、いつ命を落としてもおかしくないと言われる。
三兄妹はゼロ先生には絶対死んでほしくない、二度と愛する人をなくしたくないという思いで、ある心臓の名医の元を訪ねる。
そしてその名医が……、
兄妹とゼロ先生、近隣に住む人たちの復興へ向かう思いを書いた感動の物語です。
おすすめポイント
震災で三兄妹が両親を失うシーンは辛いですが、その後、三兄妹たちが力をあわせて生きていく姿は、私たちに勇気をくれます。
いとおしく可愛い三兄妹を読みながら、頑張れと応援したくなります。
そして、強くて人思いに育った三兄妹のひとつひとつの言動に感動します。