2020-11-01 ゴムボールの空気が抜けるように緩んだ 笑い顔、笑みの表現、描写を小説から学ぶ 「その勿体をつけた様子から察すると、何か掴んだんてすね」新田は曲者刑事の顔を覗き込んだ。 無表情だった能勢の口元が、ゴムボールの空気が抜けるように緩んだ。「まだ何ともいえませんがね」 東野圭吾さんのマスカレード・ナイト