感想 おすすめ度 ☆☆☆
主人公の恭一郎の苦悩の連続で重たい内容が続きます。
ダメだと思いながら、苦しい時に、男の欲、快楽、酒などに流されてしまう
男の弱さに
わかるような、
情けないようなそんな感じでした。
女性には許されない内容かも!
家族がバラバラになりながらも、繋がってるなと感じさせてくれる、長女や次女が恭一郎の部屋に顔を出してくれるシーンには感動しました。
あらすじ
志方恭一郎は真面目で仕事一筋の男だった。
そんな恭一郎は息子の恭介のことで悩んでいた。
恭介は不登校になり家庭内暴力をふるうようになってしまっていたからだ。
本当は心の優しい子だ。何故、変わってしまったのだろうかと悩んでいた。
仕事でも理不尽なことがあり、部下とやけ酒に行った。
その後、部下から怪しげな店に連れていかれ、その日帰宅が遅くなった。
家族は寝静まっているだろうと思っていたが、リビングの電気がついていた。
恭介が暴力を振るっているのかと慌てて家に入ったが、そうではなく恭介がまだ帰宅していないのだという。
そして、次の日警察から電話があり、恭介が殺害されたことを知る。
恭一郎が怪しげな店で遊んでいる間に恭介が殺害されたのだ。
妻や娘たちに恭介が殺害された時間に怪しい店に行っていたことで軽蔑され家族は崩壊する。
犯人は捕まったが、恭介の同級生だった。
少年ということで被害者遺族にも詳しいことがわからない。
恭一郎は少年法で守られていることに腹が立ち、糾弾するが、恭一郎には誰も味方をしてくれなかった。
謝りにも来ない加害者の母親にも腹が立ち復讐心を持って近づくのだが……、おかしな展開になっていく。