発ガン性が指摘されるトランス脂肪酸!
発ガン性が指摘されるトランス脂肪酸!危険性を調べているとこわくなり、マーガリンをやめました
20013年11月、アメリカの食品医薬局(FDA)がアメリカ国内に向けて伝えた言葉は「トランス脂肪酸の摂取量の削減で年に2万件の心臓発作と7000人の死亡を減らす可能性がある。」
トランス脂肪酸とはマーガリンやショートニングに多く含まれる人工的な脂肪酸です。 この記事を知ってマーガリンの摂取について考えるようになりました。
トランス脂肪酸の多いのはマーガリンだけではない
マーガリン以外にもトランス脂肪酸を多く含まれる食品はあります。
ショートニング
動物油脂や植物油脂に10~20%程の窒素ガスや炭酸ガスなどを吹き込み、練り合わせてつくられますがその過程でトランス脂肪酸が発生します。
ショートニングで揚げ物をするとカラッと揚がるので、スーパーの揚げ物やドーナツなどでよく使用されています
ファットスプレッド
マーガリンと思っているもののなかにはファットスプレッドのものも多いです。
低カロリーやソフトで軽いマーガリンなどがそうです。
菓子パンやシュークリームなどにもよく使用されています。
コーヒーフレッシュ
ファーストフードやカフェでコーヒーを注文すると出てくるポーションいりミルク 乳製品と思っている人も多いかもしれませんが、植物油脂です。
植物油に化学物質を添加してミルク風につくられたもので製造過程でトランス脂肪酸が発生します。
トランス脂肪酸はなぜ危険なのか
トランス脂肪酸が恐ろしい理由の一つに心臓への悪影響があります。
トランス脂肪酸が血液中のコレステロールのバランスを崩し、心筋梗塞や心疾患を誘発すると言われています。
血液中のコレステロールには一般に悪玉と言われているLDLコレステロールと善玉と言われるHDLコレステロールがあり、それらのバランスを肝臓の働きによって保たれているのですが トランス脂肪酸がその働きを阻害してしまいます。
すると善玉と言われるHDLが減り、悪玉と言われるLDLが増えてしまいます。
悪玉と言われるLDLが増えてしまうと酸化や糖化の影響で血管にたまりやすく動脈硬化を引き起こします。
LDLコレステロールはコレステロールを肝臓から体内に運ぶ働きをしています。
HDLコレステロールは体内に残ったコレステロールを回収する働きをしています。
コレステロール自体を悪者扱いすることがありますが、コレステロールは細胞膜をつくったりホルモンの材料になったりと体に必要な物質です。
それを全身に運ぶ運び屋がLDLで、残った使用済みを回収する回収屋がHDLです。 善玉、悪玉でなく両方とも体に必要なものです。バランスを崩さないことが大事です。
トランス脂肪酸はそのバランスを崩してしまう危険な物質です。
トランス脂肪酸の危険な理由は まだまだありそうです。
トランス脂肪酸の影響で細胞膜の働きが悪くなり免疫力をなくしガンの発生を許してしまう。
インスリンの機能を阻害してしまい糖尿病の危険性。
他にも不妊症、うつ、認知症、発達障害などあるようなので、これからもトランス脂肪酸の危険性について調べていきたいと思っています。
まずは少しだけ意識して減らしてみましょう。
いきなりトランス脂肪酸の摂取をゼロにしようとする必要はないと思います。(神経質になりすぎるのも疲れるので)
少しだけ意識しておけば、減らすことは出来ると思います。