人生も後半戦! これから先も楽しもう!

人生も後半戦になったら、これまでの生き方に後悔することもあります。しかし、後悔しても仕方ない。この先楽しく生きるためにいろんなことに挑戦

真山 仁によるロッキードの物語

 

《人間の脳とは数多いモーターの集まりである。普通の人間はその中の十個か十五個のモーターを回しておけば生きていける。しかしこの脳中のモーターは努力しさえすれば何百個でも何千個でも回せる。それは勉強することであり、数多く暗記することである。人間一人一人の脳の中には世界的学者である野口英世になれる力があることを忘れてはならない》(自伝 わたくしの少年時代)

 

 一つは、草間校長が定めた校訓「至誠の人、真の勇者」だ。  何事にも真心を尽くす人こそ、本当の勇者なのだという校訓は、その後の政治家角栄を読み解く重要な視点になる。

 

「角栄さんの立法でうなったのは、常にその施策を行うための財源にまで目を向けることだ。いかにも実業家としての感性があった。カネがなければ、事業はできないという感覚を持った稀有な議員だった」

 

 原理原則を守りながら、奇抜なアイデアを生み出すために知恵を絞る。羞恥心や品格、さらには業界の慣習については、一切忖度しない。それより国民の飢餓感を満たし、役に立てばいい。それが、政治家角栄のアイデンティティーだった。

 

ロッキードに出てきた名言集