「会社のために自分があるんじゃない、自分のために会社があるんです」
「社長の言葉ですね」来栖がうなずいた。その目には結衣への信頼が戻っているように見えた。
結衣は微笑み、メンバーを見回した。
「つまり、自分のためにならないと思ったら、こんな会社、いつでも辞めていいってことです。会社のために死ぬなんて、馬鹿な考えは起こさないでください」
「会社のために自分があるんじゃない、自分のために会社があるんです」
「社長の言葉ですね」来栖がうなずいた。その目には結衣への信頼が戻っているように見えた。
結衣は微笑み、メンバーを見回した。
「つまり、自分のためにならないと思ったら、こんな会社、いつでも辞めていいってことです。会社のために死ぬなんて、馬鹿な考えは起こさないでください」