2022-05-21 言葉の針で刺されているようだ 不安、恐怖の表現、描写を小説から学ぶ 一小節毎に突き刺さる声にあたしの指はますますからめ捕られて自由を失う。指の一本一本が言葉の針で刺されているようだ。本来なら華麗で力強いはずの曲があっという間に無様でへなへなした雑音に堕ちていく。 中山七里さんのさよならドビュッシーより