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あらすじ
2000年、大原美術館で美術監視員の早川織江のもとに、ニューヨーク近代美術館MoMA学芸部最高責任者であるティム・ブラウンから指名の依頼がくる。
それは早川織江が交渉の場に出てくれば、アンリ・ルソーの『夢』を貸し出すという内容だった。
織江とティムは17年前のスイス・チューリッヒで出会っていた。
1983年、ティム・ブラウンのもとに、スイスの伝説的コレクター・コンラートバイラ―から、ルソーの作品を調査してほしいという手紙が届く。
そこでティムのライバルとして出会ったのが早川織江だった。
バイラ―からティムと織江への依頼は、七章からなるルソーの物語を一日一章ずつ読んだうえで、ルソーの「夢をみた」という絵画の真贋を見極めるという内容だった。そして、二人のうちどちらか、優れた講評をした方にこの絵の取り扱い権利を与えるという
二人は、この絵に隠されたルソーの重大な秘密に迫っていく。
かんそう
美術に興味のない私でしたが、原田マハさんの文章力のおかげで、ルソーの絵画に秘められたミステリー性に徐々に引き込まれていきました。
物語に出てくる絵画をネットで検索して見ながら、絵画に秘められた画家の思いを感じ、読みました。