おすすめ度 4.2
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笑える ☆☆
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ほっこり ☆☆☆
ビックリ ☆☆
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切ない ☆☆☆☆
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すいすい読める ☆☆☆☆
あらすじ
歩は、映画関係の仕事をするキャリアウーマンで、映画好きの父親ゴウの自慢の娘だったが、突然会社を辞めることになった。
ゴウは映画とギャンブルが趣味で、家族に内緒で多額の借金をしていた。ゴウは娘の歩の収入をあてにしていたが、歩は無職になってしまった。
ゴウのギャンブル依存性を治すには、もうひとつの趣味の映画しかないと歩は考えた。
ある日、ゴウが雑誌「映友」に歩の文章を勝手に投稿したのを映友の編集部が気に入り、歩は「映友」で働くことになる。
しかし、映友編集部が気に入っていたのは、歩ではなく、ゴウの文章の方だった。
そして気に入っていたのは、映友編集部ではなく、編集長の引きこもりの息子だった。
そこで、歩はゴウの映画ブログをスタートさせることを提案した。
ゴウが文章を書き、引きこもりの息子がそれをアップする。そして、そのタイトルは「キネマの神様」
「キネマの神様」が壊れかけた家族を救う、愛と感動の物語。
おすすめポイント
家族に内緒で多額の借金を抱えていたギャンブル依存性の老人と引きこもりの青年がともに愛するものは映画。
その男たちが「キネマの神様」により引き起こす奇跡に胸が熱くなります。
読了後、小さな劇場で昔の名画を観にいきたくなります。