おすすめ度 3.5
感動する ☆☆☆
笑える ☆
スリル
ほっこり ☆☆☆
ビックリ ☆☆☆
先が気になる ☆☆☆
ほのぼの ☆☆
ためになる ☆☆
心に残る ☆☆
切ない ☆☆☆
怖い
重い ☆☆
すいすい読める ☆☆
前半の万年筆の話が長くて、読むのをやめようかと思ってしまった。少し展開が遅いので、なかなか読み進まなかったが、後半は展開は何となくわかってきたが、スイスイ読めた。
恋愛話なので、女子には人気なのかも。年配の男の私には少し合わなかった。
香恵の部屋に前の住人が忘れていったノートがある。
そこに書かれた日記でしか知らない前の住人は、女性教師で真野伊吹という。
日記を読んでいくうちに、香恵は仕事や恋愛に頑張る伊吹に共感していく。
そして最後にそのノートが残された秘密を知ることになる。
教育大に通う堀井香恵の部屋に、前の住人が残したと思われる日記があった。
香恵がその日記を開いてみると、日記の主は真野伊吹という小学校の教師だった。
日記には伊吹が教え子と過ごした楽しかったことや苦しんで悩んだことなどが記されてあった。
教師として頑張っている伊吹の姿が垣間見れた。
日記の後半には、伊吹の私生活のことが記されるようになり、伊吹が恋に悩む様子もうかがえた。
恋する相手は隆という男性で、伊吹は自分の気持ちを伝えることが出来ずに悩んでいた。日記が進むにつれ、伊吹の努力が実り二人の距離が縮まっていく様子が伝わってきた。香恵は自分のことのように嬉しくなった。
香恵自身も恋愛に悩んでいたので、日記から勇気をもらい、気持ちを伝えられなかったイラストレーターの石飛に気持ちを伝えようとするのだが、最後に思わぬ展開になっていく。