人生も後半戦! これから先も楽しもう!

人生も後半戦になったら、これまでの生き方に後悔することもあります。しかし、後悔しても仕方ない。この先楽しく生きるためにいろんなことに挑戦

本屋さんのダイアナ 柚木麻子 おすすめ小説

 

おすすめ度 3.8

感動する   ☆☆☆

笑える    ☆☆

スリル    

ほっこり   ☆☆

ビックリ   ☆☆☆

先が気になる ☆☆☆☆

ためになる  ☆☆☆

心に残る   ☆☆☆☆

切ない    ☆☆☆

怖い     

重い     ☆

すいすい読める ☆☆☆☆

 

あらすじ

 大穴と書いてダイアナという名前の女の子の小学生から大人になるまでの成長物語。

 ダイアナ(大穴)の名前の由来は、行方知らずの父親が競馬好きでラッキーな名前としてつけたらしい。母親は十六歳でダイアナを産み、キャバレーで働いている。

 ダイアナは母親に金髪に染められた髪の毛とダイアナという名前を同級生にバカにされるのが嫌で友達ができなかった。

 ダイアナが小学三年生の時に同じクラスになった彩子はダイアナの名前や髪の毛のことを褒めてくれた。彩子は裕福な家庭に育ち、上品な女の子で、ダイアナとは正反対の環境で育った。

 正反対の環境のダイアナと彩子だが、読書好きという同じ趣味のおかげで親友になった。正反対の二人はお互いの家庭や容姿を羨ましく思っていた。

 その後、二人はちょっとした誤解で友情に亀裂が入り会わなくなってしまう。

 その後、それぞれが進学や就職、恋愛など、いろんな経験をし、悩み苦しみながら成長していく。

 ダイアナと彩子は、その間会うことはなかったが、心の片隅にお互いのことを思いだしながら成長していく。

 最後に大人になった二人が十余年をぶりに再会をするクライマックス。

 

おすすめポイント

 タイプの違う二人の女の子の視点からストーリーが展開し、女の子の心理が丁寧に描写されているので、ストーリーに引き込まれ、あっという間に読み終わってしまいます。

 女性の読者は、二人のそれぞれ違った悩みに共感できるところもあり、より面白く読めると思います。

 十余年会っていなかった二人が最後に再会する感動の結末です。