2020-06-05 クラゲのような薄い雲が広がっている 雲の表現、描写を小説から学ぶ 薄い雲の表現 でこぼことした山道を、ゆっくりと、しかし確実に前へ進むかたつむり号にまたがりながら、私は秋深まる青空を見上げた。 クラゲのような薄い雲が広がっている。心臓も骨格も骨もない巨大なクラゲからは、ちゃんと触手が伸びている。 小川糸さんの食堂かたつむりより