人生も後半戦! これから先も楽しもう!

人生も後半戦になったら、これまでの生き方に後悔することもあります。しかし、後悔しても仕方ない。この先楽しく生きるためにいろんなことに挑戦

茫洋(ぼうよう)とは? 小説に出てきた難しい言葉

意味は? 

[ト・タル][文][形動タリ]広々として限りのないさま。広くて見当のつかないさま。「―たる海原」「―とした人物」

 よろしいですね、と言われてもすべてが茫洋(ぼうよう)と雲を掴むような話で、何を質問していいのかもわからない。とりあえず思いつくままに椿山は訊ねた。

浅田次郎さんの椿山課長の七日間

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 天に抜けた夜の闇は、やけに茫洋(ぼうよう)に感じられた。つい今しがたまでいたスタジオの明るさとの落差は大きかった。

雫井脩介さんの犯人に告ぐ

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 神田那美子と向き合った僕のまわりを、茫洋(ぼうよう)とした長い時間が過ぎていく、そういう感覚に襲われた。

伊坂幸太郎さんのバイバイ、ブラックバードより

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「黙っていれば結構イケてるのに、もったいない話」

「ですよねえ」

 前を向いたまま、私と椿店長は茫洋(ぼうよう)とした会話を続ける。

坂木司の和菓子のアンより

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 人事部長が席に戻って来たのは、午後四時過ぎであった。挨拶すると、一見、茫洋(ぼうよう)とした掴みどころのない表情で、恩地を見た。

山崎豊子さんの

沈まぬ太陽 アフリカ篇 下より

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