誰もが悩む対人関係が苦痛でなくなる
大半の人が対人関係で悩んでいます。
そして、大半の人は対人関係を良くしたいと願っています。みんなが願っているのに良くならないのは何故でしょう。
アドラー心理学では「悩みはすべて対人関係にある」と断言しています。
対人関係で悩まない方法について
実は、簡単でシンプルなことです。
これからアドラー心理学 嫌われる勇気について、少し知ってもらいます。
アドラー心理学を知ると、対人関係の悩みが解消されて気分が楽になります。
対人関係を良くしようと悩むこと自体が間違っているのかもしれませんよ。
対人関係を良くすれば悩みが解決すると思っていませんか。しかし、そう思うことが悩みの原因かもしれません。
よーく考えてみてください。
対人関係を良くするには、周囲から気に入られること、好かれること、そして嫌われないこと、だと思っていませんか?
そう思っていると、一生対人関係で悩み続けます。
なぜなら、周りの目を意識して生きないといけないから。
上司に褒められたい、同僚、部下から信頼されたい、尊敬されたい。
友達に嫌われたくない、良く見られたい。
こんな気持ちは誰にでもあります。
これをゼロにするのは難しいでしょう。
しかし、少しでも減らすことが出来れば、周りの目を気にせず過ごせたら、きっと気分は晴れやかになります。
アドラー心理学から学ぶ
アドラー心理学 嫌われる勇気を学ぶことで、対人関係について少し見方が変えられるかもしれません。
そして、自信を持って晴れやかな気分になることが出来るかもしれません。
少しだけアドラー心理学について学んでみましょう。
アドラー心理学の課題の分離とは
アドラー心理学に出てくる言葉に 課題の分離というものがあります。
課題の分離とは相手の課題に対してあなたは介入しない。
あなたの課題に対しても相手には介入させないということです。
対人関係のトラブルは、相手の課題に踏み込むこと、あるいは自分の課題に土足で踏み込まれることによって引き起こります。
そして相手の期待を満たす為に生きてはいけないのです。
わかりやすく言えば、相手の顔色を見て生きてはいけないのです。
あなたの人生は、あなたの為に生きないといけません。
相手の期待に応えよう、怒られないようにしよう、嫌われないようにしよう。
こんな気持ちで生きてはいけません。
誤解してはいけないのは、決して自分勝手な生き方をするのではありません。
共同体感覚を持っておくことは必要です
共同体感覚とは、あなたが生きている以上、大小さまざまな共同体に属しています。
私とあなたの一対一の共同体から家族、町内、学校、会社、地域、国、世界、宇宙にいたるまで。
このあなたが属している共同体を仲間だと思い尊敬し貢献することが共同体感覚です。
共同体感覚と相手の期待を満たす生き方の違い
これが理解出来れば、対人関係で悩まなくなります。
例えば、 あなたが会社内で、ごみ拾いをすすんでやっていたとしましょう。
おかげで会社内はいつもピカピカです。
会社内をいつもピカピカにして、みんなが気持ちよく働ける環境にしよう。
これが共同体感覚です。
しかし、あなたのごみ拾いを周囲の人は気づいていません、又は気づいていても感謝せず、ありがとうの言葉もないです。
こんな状況でも、あなたはごみ拾いを続けようと思えますか?
感謝もされないのでやめてしまうのは、相手の期待を満たす為の生き方をしています。
課題の分離が出来ていません。
この場合、多分こんな風に思うでしょう。
「せっかく、ごみを拾ってやっているんだから、感謝しろよ、少しくらい手伝えよ!」
「周りは、私が上司への点数かせぎしていると思っているんじゃないか」
感謝されようが妬まれようが、あなたがやるべきことをやるだけなんです。
あなたの行為に対して相手にどのように思われるかは、関係ない、見返りも求めないのです。
あなたがごみを拾うかどうかは、あなたの課題で、その行為に対して周りがどう思うかは周りの課題です。
相手の課題にまで踏み込まないこと、これが出来れば対人関係で悩むことはありません。
あなた自信が共同体感覚を持ってやるべきことをしっかりやる。
そして、見返りを求めない、嫌われることを恐れない。
シンプルに考え、行動できれば対人関係の悩みは解消されます。
アドラー心理学を学ぶおすすめの本
もちろんアドラー心理学 嫌われる勇気が有名なんですが、わたしは、アドラー一歩踏み出す勇気 中野明が、物語になっていて読みやすかったですし、理解しやすかったです。物語の内容も、ハラハラドキドキと感動できるような中身になっています。