昨日から喉が痛かった。
朝、目を覚ますと、案の定、体が熱く、節々がだるい。
風邪だ。
全く動けないわけではなく、少し体がダルいだけ。
中途半端なしんどさだ。
休むレベルでないので仕事には行ける。
仕事が終わり帰宅する頃に風邪は悪化していた。
電車で立っているのも辛かった。
若い男女が浴衣を着て楽しそうに話している。
祭りにでも行くのだろうか。
二人ともさわやかな好印象の男女だ。
若い頃を思い出せば、懐かしく思えたかもしれない。若い二人の恋愛を微笑ましく応援する心の持ち主もいるだろう。
しかし、今日の私は苛ついてしまった。
そんなに大きな声でもないのにうるさく感じた。
心が狭いなと思い、少し自己嫌悪になった。
駅についてホームを歩いていると、前を歩くベビーカーを押す女性が立ち止まりベビーカーの前へ回った。泣き出した赤ちゃんをなだめるためのようだ。
横にさけて邪魔だと思ってしまった。
泣いている赤ちゃんに困っている女性の気持ちを思えば、そんな気持ちを持つ私は、やはり心が狭い。
駅から自宅へ向かう途中、おばあさんが犬を散歩している。犬が街路樹の根元に頭を突っ込んでいる。
リードを持つおばあさんは、その様子をにこやかに眺めている。
微笑ましくみえる光景かもしれない。
しかし、歩道をふさいでいることに苛ついた。
早く帰って横になりたいのに、と思う。
体調が悪いせいで、ちょっとしたことに苛つく一日だった。
体調のせいにする自分の心の狭さに情けなくなる。
心の広いか狭いかは手相にあらわれるだろうか?
感情線の位置がそれを表している思う。
感情線の位置が低いと感情線と指の間が広くなりますが、このタイプは心も広い
感情線の位置が高いと感情線と指の間が狭くなりますが、このタイプは心が狭い。