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あなたへ 森沢明夫
おすすめ度 4.0
富山の刑務所で作業技官として働く倉島英二は妻、洋子を癌で亡くす。
ある日、職場に笹岡峰子という女性が訪ねてきた。
彼女は、洋子から遺言として二通の封筒をあずかっているという。
洋子からの依頼内容は、一通は直接英二に渡し、もう一通は長崎県平戸市の郵便局に局留め郵便として送ってほしいいうことだった。
英二はどうして二通ともすぐに受け取れないのかと思ったが、洋子の遺言に従い、一通だけその場で受け取り、一通は長崎県平戸市まで取りにいくことにした。
受け取った一通には長崎の海に散骨してほしいと書いてあった。
英二は封筒を受け取るのと散骨をするために長崎へと向かう。
長崎へは、洋子とキャンピングカーで旅行をする約束をしていたので、キャンピングカーで向かうことにした。
道中で出会う個性的な人達とのエピソードが物語を盛り上げてくれる。あっと驚かされることもあり、最後は感動の結末です。