人生も後半戦! これから先も楽しもう!

人生も後半戦になったら、これまでの生き方に後悔することもあります。しかし、後悔しても仕方ない。この先楽しく生きるためにいろんなことに挑戦

闊歩(かっぽ)とは? 小説に出てきた難しい言葉

意味は?

goo辞書で調べてみました。

1 大またで堂々と歩くこと。「大道を闊歩する」

2 いばって思うままに行動すること。「政界をわが物顔に闊歩する」

 ただでさえ午後一番の審理は鬼門だ。窓すらない無味乾燥な密室をいいように睡魔が闊歩(かっぽ)する。

横山秀夫さんの動機より

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 よーし、やってやる。高橋先生に褒められてもらえるような、凄い曲を書いてやる! そう心に誓いながら廊下を闊歩(かっぽ)した。

中井由梨子さんの20歳のソウルより

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 パレードは佳境に入っていた。有名なロボットアニメのキャラクターたちが闊歩(かっぽ)するのを横目で眺めながら、夏美は湯川のところを目指した。

東野圭吾さんの沈黙のパレードより

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 未来の医師たちが闊歩(かっぽ)するのを眺めながら、勇作はほろ苦い気分を味わっていた。

東野圭吾さんの宿命より

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 二人は風格を感じさせる慶明大学の正門をくぐっていた。夏休みに入っているにもかかわらず、多くの学生がキャンパス内を闊歩(かっぽ)している。

東野圭吾さんの夢幻花より

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「それより、丹野さんはどうした?」

 気を取り直してきいた。深瀬は顔をしかめて言った。

「開発から外されて、今はぶらぶらなさっています」

「ぶらぶら?」

「ええ、開発技師という肩書ですが、いずれどこかに転勤になるという噂です」

 胸が痛んだ。

「ときたま廊下で顔を合わせますが、以前のような覇気がありませんね。それに引き替え、うちのあの男はいい気になって闊歩(かっぽ)していますよ」

 東和銀行の開発業務で設計ミスを犯した男の名を挙げて、深瀬は軽蔑したように口許を歪めた。